あなたはインフルエンザの予防接種についてどう考えていますか?

毎年少し寒くなってくると『今年のインフルエンザって何がどのように流行ってくるのかな』なんてことも気になるところ。

例年、秋から冬にかけて流行するインフルエンザ。

2016・2017年も変わらずやってくるのです。

インフルエンザウイルスは毎年のように変異します。

ワクチンも毎年、そのシーズンの流行に合わせたものが生産されるため、毎年の接種が必要なんです。

10月に入ったら、そろそろ予防接種を受けることを検討してください。

予防接種をはじめ、インフルエンザ対策に欠かせない2016~2017年最新の情報をご紹介します。


【最新】2016/2017年インフルエンザ流行状況

インフルエンザの予防接種もう受けた?2016~2017年最新情報!流行・新ワクチンも

インフルエンザは、12月頃から本格的な流行が始まることが多いです。

国立感染症研究所のデータをもとに、今年のインフルエンザの流行状況をお伝えしていきます。

まずは、昨年までの情報を振り返ってみましょう。

 

2016年のインフルエンザ流行は、いつになく早く始まっているようです。

昨年は年が明けてから本格的に流行が始まるという遅いシーズン明けでしたが、今年は既に各地でインフルエンザの感染者が出ています。

特に沖縄県那覇市では、第40週(10月3日~9日)の時点で定点あたり11.17人という患者数の報告があります。

定点あたりの感染者数が10人を超えるとインフルエンザ注意報が発令されるため、沖縄県では一足早く流行が始まったといえるでしょう。

 

例年は12月から3月にかけて流行するインフルエンザですが、ここでは、今年のインフルエンザの流行予想と現在のインフルエンザ発生状況について、国立感染症研究所のデータをもとにお伝えします。

まずは、過去のインフルエンザの流行状況を見てみましょう。

以下のグラフは、国立感染症研究所が発表しているインフルエンザウイルス分離・検出状況のデータ最新ものです。

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出典:国立感染症研究所

 

また、インフルエンザについて検索する人は9月にはそれほど多くないのですが、10月に入ったあたりからぐんぐんと伸びてきます。

世の中のインフルエンザへの関心が高まってくるのもうなずけますね。

 

2016/2017年のインフルエンザ流行はどうなる?

インフルエンザの予防接種もう受けた?2016~2017年最新情報!流行・新ワクチンも

沖縄県の様子を見ると、今年のインフルエンザは10歳代の間で特に流行するのではないかと予想されています。

また、沖縄で多く検出されているのは『AH3型(A香港型)』という型が多い様子ですが、これは2014/15シーズンに子供たちの間で大流行した型です。

いずれにしても、予防接種を受けるなど早めに対策をとっておいた方が良いでしょう。

 

【最新】インフルエンザワクチンはどんなワクチン?

インフルエンザの予防接種もう受けた?2016~2017年最新情報!流行・新ワクチンも

2016/17シーズンのインフルエンザワクチンには、以下の4種類のウイルス株が含まれています。

  1. A/California(カリフォルニア)/7/2009(X-179A)(H1N1)pdm09
  2. A/Hong Kong(香港) /4801/2014(X-263)(H3N2)
  3. B/Phuket(プーケット)/3073/2013(山形系統)
  4. B/Texas(テキサス)/2/2013(ビクトリア系統

インフルエンザウイルス株の名前は、ウイルスの型/分離された地域/ウイルス株の番号/分離された年(A型ウイルスの亜型)と読みます。

インフルエンザワクチンには、A型2種類・B型2種類の4種類の株が入っています。

B型については、日本では2014年まで毎年この2系統のうちからどちらか片方が流行すると予測し、片方を選定してワクチンを作成していました。

しかし、近年はこの2種類の混合系統の流行が多くみられていたため、2015年からは両方の系統のワクチン株を含んだワクチン(4価ワクチン)が使われるようになりました。詳しくは、次項をご参照ください。

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新しいインフルエンザワクチンはコレ!3価から4価ってどんなワクチン?

インフルエンザの予防接種もう受けた?2016~2017年最新情報!流行・新ワクチンも

そもそもワクチンって何?

 

インフルエンザウイルスは毎年のように変異するため、ワクチンも毎年そのシーズンの流行に合わせたものが生産されます。

さらに、2015年のワクチンは2014年までの『3価ワクチン』から『4価ワクチン』に変更されたそうなんです。

一体、今までのものとは何が違うのでしょうか?

 

 

人間は、一度ウイルスに感染すると、身体の中にそのウイルスに対抗する力(抗体)を作ります。

もう一度同じウイルスが入ってくると、この抗体が感染を防ごうとするのです。これを『免疫』といいます。

ワクチンは、この働きを利用しているのです。

あらかじめ病原性を失わせたウイルスを作り、それを身体の中に入れることで抗体を作らせ、病気への感染を予防するのです。

 

ワクチンは2つの種類があるって知ってた?

 

実は、ワクチンには不活化ワクチンと生ワクチンの2種類があるのです。

それぞれ詳しくご紹介していきます。

 

生ワクチン

生きているウイルスや細菌の病原性を弱めて作ったワクチンです。

接種後はウイルスや細菌が体内で増殖するため、発熱や発疹など、該当の病気の症状が軽く出ることがあります。

免疫不全の方や妊婦には禁忌となっているので注意してください。

生ワクチンには

  • 麻しん風しん混合(MR)
  • おたふくかぜ
  • 水痘
  • BCG(結核)

などがあります。

 

不活化ワクチン

化学処理を行い、病原性をなくした最近やウイルスから作ったワクチンです。

生ワクチンに比べると免疫力が弱いため、何回かに分けて接種する必要があります。

日本で認可されているインフルエンザワクチンは、この不活化ワクチンです

この他、不活化ワクチンには

  • DPT-IPV(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)
  • 日本脳炎
  • B型肝炎

などがあります。

 

インフルエンザワクチンはこうして作られる

 

インフルエンザワクチンのもとになるウイルスを『ワクチン株』といいます。

毎年、WHOが国内外のインフルエンザ情報に基づいた流行予測を行い、推奨ワクチン株を発表しています。

日本では国立感染症研究所をはじめとするインフルエンザの専門家たちが、国内の流行分析や世界中の最新情報を元にインフルエンザワクチン株を決定しています。

このワクチン株の数に変化があったのが、2015/16シーズンのインフルエンザワクチンです。

何が変わったのか気になるところですので、次項を確認しておいてください。

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3価ワクチンから4価ワクチンってどういうこと?

 

インフルエンザ予防接種3価と4価の違いってなんのこと?と思われる方も多いのではないでしょうか?

インフルエンザにはA型とB型があるというのはご存知の方が多いと思いますが、実はA型にもB型にもさらに細かい種類がいくつもあります。

昨シーズンまでのインフルエンザワクチンは、A型2種類(A[H1N1]pdm09とA[H3N2])B型1種類のワクチン株が含まれていました。

あわせて3種類のワクチン株から作られていたので、これを3価ワクチンといいます。

 

従来のワクチンでは、B型のワクチン株は『山形系統』『ビクトリア系統』という2種類からどちらか片方が選定されていました。

しかし、B型株を1種類しか含まない3価ワクチンでは、含まれていない系統が流行した場合効果が低くなる可能性があります

さらに、近年では世界的にこの2種類の混合系統の流行がみられています。

そのため、WHOでは2013年シーズンからB型2系統を含んだ4種類のワクチン株から成るワクチン(4価ワクチン)を推奨しているのです。

 

アメリカでは2013/14シーズンから、既に4価ワクチンが使われています。

この他、世界各国で4価ワクチンを使用する流れができてきています。

日本でも2015年3月に生物学的製剤基準が改正され、2015/16シーズンから4価ワクチンが用いられるようになりました。

ちなみに、2016年のインフルエンザワクチンに含まれるワクチン株は以下の4種類です。

  1. A[H1N1]pdm09:A/カリフォルニア/7/2009(X-179A)
  2. A[H3N2]:香港/4801/2014(X-263)
  3. B/山形系統:B/プーケット/3073/2013
  4. B/ビクトリア系統:B/テキサス/2/2013

インフルエンザウイルス株の名前は、ウイルスの型/分離された地域/ウイルス株の番号/分離された年(A型ウイルスの亜型)と読みます。

 

【要注意】耐性ウイルス・MERSとは

インフルエンザの予防接種もう受けた?2016~2017年最新情報!流行・新ワクチンも

一方で、ワクチンに耐性を持つウイルスが出てきているのも注目すべき点です。

インフルエンザ薬を服用してもなかなか効果が出ないようであれば、耐性をもったウイルスではないかと疑う必要があります。

さらに、インフルエンザと似た症状がみられる病気の一つに、2015年の春から夏にかけて世界中で流行した『MERS(中東呼吸器症候群)』があります。

空港などでの水際対策は行われているものの、日本にウイルスが入ってくる可能性はゼロとはいえません。

中東への渡航歴がある方は、引き続き注意が必要です。

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まとめ

インフルエンザの予防接種もう受けた?2016~2017年最新情報!流行・新ワクチンも

2015年より、インフルエンザワクチンは、従来の3価から4価に変わり、より多くの種類のインフルエンザウイルスによる重症化を防ぐことができるようになりました。

インフルエンザワクチンは、効果が現れるまでに約2週間かかると言われていますので、本格的な流行が始まる12月頃までに受けておくことをおすすめします。

毎年大流行し、たくさんの人を悩ませるインフルエンザ。

2016・2017年も流行を避けることはできないといっても過言ではないでしょう。

例年、流行が収束するのは春になってからです。

それまでは油断をせず、予防接種・マスクや手洗い・うがいなどでしっかり予防しつつ、最新の情報もあなの身近な人にシェアしておいてくださいね!