冬は寒くて活動しづらいですがいかがお過ごしでしょうか?

1杯の温かいココアなんて飲むと、とてもおいしく感じますし温まりますよね。

共にカカオを原料とするココアや『チョコレート』が、その美味しさだけでなく、ダイエットやアンチエイジングなどの『健康効果』で脚光を浴びていることはご存じの方も多いのではないでしょうか。

多くの学術的研究が、高血圧や心血管疾患、認知症などの予防につながると結論づけたことで、チョコレートは一躍『ダイエットの敵』から『アンチエイジングの救世主』へと変貌を遂げました。

一方で『チョコレートなら何でも良いわけではない』『過剰摂取の害の方が大きい』と指摘する研究者もいて、一体どちらが正しいのかとわからなくなりますね。

健康への効果が期待されるのはカカオに含まれる、フラバノールという成分なのだとか…。

ではそのフラバノールというのは一体何なのでしょうか?

今回はチョコレートとダイエット・アンチエイジングの関係性を中心に迫っていきます!


アンチエイジングの効果がステキ

チョコ ダイエット アンチエイジング フラバノール

アンチエイジングとは、加齢による身体の機能的な衰え(老化)を可能な限り小さくすることであり、言い換えると『いつまでも若々しく』ありたいとの願いを叶えることを言います。

特に中年期以降に

  • 認知症
  • 骨粗鬆症
  • 皮膚老化
  • 更年期障害
  • 老眼
  • 難聴
  • 歯消失

などの老年病のリスクが高まってきてしまいますね。

詳しい老化メカニズムは未解明ですが

  • 遺伝子の変異
  • 細胞機能の低下
  • 酸化ストレスの増加
  • 免疫力の低下
  • ホルモンレベルの低下
  • 炎症の慢性化

などが共通要因として考えられます。

ホルモン作用・抗酸化作用・免疫調節作用を持つ機能性食品を用いた栄養指導や、筋力・有酸素トレーニングなどの運動指導、意欲向上や心身ストレスからの解放を目指した精神療法、ホルモン補充といった薬物療法がアンチエイジングには有効といわれていますが、その実証は今後の課題ともなっています。

 

『フラバノール』の効果がヤバいと話題

チョコ ダイエット アンチエイジング フラバノール

それについて既存の研究を解析した結果、『チョコレートに含まれるカカオは実際に体によい』という新たな裏づけが得られたという報告が『The Journal of Nutrition』(オンライン版)に9月28日掲載されました。

発表したのは、米ブラウン大学(ロードアイランド州)のXiaochen Lin氏らの研究グループです。

Lin氏らは今回、合計1131人の被験者にカカオの成分である『フラバノール』またはプラセボ(偽薬)のいずれかを摂取させた、19件の対照試験をレビューしました。

『フラバノール』とは、カカオに多く含まれる天然ポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を有し、さまざまな健康効果が報告されているものです。

特に最近では、記憶力を改善し、認知症を予防する効果が期待されるとして注目を浴びるようになりました。

 

米国立衛生研究所(NIH)と製菓企業のマース社による研究、さらには米国心臓協会(AHA)と製薬企業のファイザー社による知見をレビューした結果、カカオフラバノールを含む食品を摂取した群では、中性脂肪の値が低いことが判明しました。

また、炎症や血糖値をコントロールする能力の向上が示されたほか、『善玉』コレステロール値にもやや上昇がみられたとのことです。

これらの差は『軽度~中等度』であったものの、統計的に有意であり、被験者に肥満その他の健康問題があるなしに関わらず、同じ効果が示されたといいます。

スポンサーリンク

チョコレートに『フラバノール』はないってどゆこと!?

チョコ ダイエット アンチエイジング フラバノール

では、チョコレートをどのくらい摂取すればこのような健康効果が得られるのでしょうか?

今回レビューした研究では、フラバノール群の被験者は、1日166~2110 mgのフラバノールを2週間~1年間にわたって摂取していたということです。

しかし残念なことに、通常のチョコレート製品にはさほどフラバノールは含まれていないという情報があります。

通常の製法だと、カカオから製品を作る過程で発酵や焙煎などの処理により、『90%以上のフラバノールが失われてしまう』ということなのです。

カカオ含有率が70%以上と高く、苦みの強いダークチョコレートでも、フラボノールの含有率は0.1〜0.5%程度しかありません。

これは製品によってもばらつきがあるものです。

 

カカオが多いことが、必ずしもフラバノールレベルが高いことを意味するものではなく、今のところ含有量を評価する国際的な基準もありません。

仮に今回の被験者と同じくらいのフラバノールをチョコレートから摂取しようとすると、単純に考えて1日数十から数百グラムのダークチョコレートを食べなければならず、ましてやカカオ含有率が低くて甘いミルクチョコレートなら、もっと大量摂取が必要となってしまいます。

そうなると当然、糖質や脂質過多によるデメリットの方がクローズアップされてしまうことになります。

スポンサーリンク

体に良いチョコレートは苦えええええええwwwww

チョコ ダイエット アンチエイジング フラバノール

現時点でチョコレートの至適な摂取量についてはわかっていないが、ほとんどの既存研究は砂糖が少ないか、まったく含まれていないダークチョコレートを対象としたものであったということです。

研究共著者のSimin Liu氏も『今回の知見を砂糖や脂肪分の量が異なる他のチョコレート菓子に一般化すべきではない』と指摘しているそうです。

さらにある実験では、高濃度フラバノールを含むチョコレートを食べるのを拒否した被験者の割合は、80%以上にもなるという結果が出たとのことです。

体に良いチョコレートは食べにくい、まさに『良薬口に苦し』ということですね。

 

では、どうすればよいのでしょうか?

米ルイジアナ州立大学栄養食品科学科の非常勤教授のJohn Finley氏は『カカオの効果を打ち消さないためには、無糖のカカオサプリメントを用いるか、健康によい食品にカカオを追加するとよい』とのコメントを残しています。

『オートミールにスプーン2杯ほどのココアをかけたり、エクストラダークココアを利用したりすると効果的だ』と勧めています。

『高フラバノール』をうたうチョコレート製品もあるが、製造方法が特別なため、決してお安くはないようですね。

アンチエイジング効果を期待するなら、今のところFinley氏のいうように、バランスの良い食事に『少しのチョコレートをプラス』という摂り方が最善ではないでしょうか。

体にいいからと言って、間違っても食べ過ぎることだけは避けたいですね。

スポンサーリンク

まとめ

チョコ ダイエット アンチエイジング フラバノール

カカオに含まれるフラバノールがダイエットやアンチエイジング、その他の健康に効果があるというのは事実のようですね。

しかし、ココアやチョコレートから摂取するとなるとなかなか難しいようです。

現在フラバノールの多く含まれる食品やサプリも登場しているようなので、そちらでぜひ試してみると良いかもしれませんね。