胃腸風邪の症状は胃痛だけ?そもそも食あたりなの?知っておきたい見分け方

胃腸風邪食あたり

あなたは『胃腸風邪』って知っていますか?

文字通り、胃腸にウイルスや細菌が入ってしまっている風邪なんです。

風邪と聞くと、大したことないようなイメージですが、違うんです!

胃腸風邪は突然胃の痛みに襲われ、腹痛や嘔吐、発熱などの症状に見舞われます。

『あれ?なんか食あたりの症状に似てない?見分け方は?』

そうなんです。この二つ、よく症状が似ているんですね。

胃腸風邪と食あたりの症状には、なにか違いがあるのでしょうか!?

今回は『胃腸風邪と食あたりの両方の症状』と見分け方についてまとめてみました。

胃腸風邪の症状とは

胃腸風邪食あたり

まず胃腸風邪について知っておきましょう。

そもそも、胃腸風邪の全貌を知らなければ対処もできませんよね。

いざ、ご自分や周りの方がかかった時に慌てず対処できるようにしておきましょう。

 

胃腸風邪とは?2種類あるの知ってた?

冒頭でお話ししたように胃腸にウイルスや菌が入り込んで発症する病気です。

正式には『感染性胃腸炎』といいます。

風邪のように人にうつることから、通名『胃腸風邪』って呼ばれているんですね。

胃腸風邪は実は、

  1. ウイルスが胃に入ることで発症する『ウイルス性胃腸炎』
  2. 細菌が胃に入ることで発症する『細菌性胃腸炎』

の二種類に分かれています。

ウイルスや細菌ってどのようなことから体内に侵入するのでしょうか。

 

ウイルスや細菌の感染経路とは?

 

①一つ目は、病原菌が付着した食べ物を摂取した時。

 

夏場や湿気が多い場所などでは、食べ物が腐りやすく病原菌が付着しやすいといえます。

 

②二つ目に、他の人からうつされる場合。

 

感染力が強く、咳や吐しゃ物などから空気中にウイルスや菌が漂うことが原因とされています。

 

胃腸風邪の症状とは?

ウイルスや細菌の種類は、とてもたくさんあるので症状は人それぞれです。

  • 胃痛
  • 嘔吐
  • 下痢

です。

中でも一番強く感じるのが『胃痛』ですね。

普通の胃痛とは違い、立っているのがきついくらい痛みが強いみたいです。

その痛みも長引くのが特徴なのでかなり苦しいですよね。

 

次に吐き気や嘔吐。

これは、体内に入り込んだウイルスや菌を外に出そうとする体の防衛反応です。

吐いて楽になることが多いので、我慢せずに吐いたほうがいいでしょう。

嘔吐した後は、必ず殺菌処理をしっかりやって二次感染を防ぐのが重要です。

 

そして、下痢の症状ですが胃腸風邪の際にでる下痢は『水に近いタイプ』なのが特徴です。

嘔吐や下痢などの症状では、思っているより体から水分がなくなっているので水分補給はこまめにして下さいね。

食あたりの症状とは

胃腸風邪食あたり

「食あたり」ってそもそも何か?

『食あたり』とは、食べ物の中に含まれた細菌を摂取することが原因で起こる症状の総称なんですね。

いわゆる食中毒と同じです。

摂取した細菌やその量によって実に様々な症状が発生します。

 

胃腸風邪との症状の大まかな違いとは?

 

食あたりのは必ずと言っていいほど腹痛や下痢、嘔吐の症状が現れます。

どちらかというと

  • 腹痛
  • 下痢
  • 嘔吐

のほうが胃痛よりも主な症状のようです。

数日中に、次に挙げる食べ物を食べている場合は、食あたり(食中毒)になっている可能性があります。

  • 刺身、貝、サラダ、生卵などの生もの
  • 生焼けの肉や魚
  • レバ刺しなどの内臓類
  • 調理してから時間の経ったもの
  • 食堂などで大量に調理したもの

食あたりってジメジメした梅雨や気温が上がる夏場のイメージがあったんですが、寒い冬に増加するノロウイルスをはじめ、寒い季節にも元気な細菌がいるんです!

 

『冬の気候はウイルスにとって最適』らしく、低温で乾燥した場所が好きなため要注意なんですね。

そして、食中毒を起こしやすい食材である二枚貝の牡蠣などを食べる機会が増えますし、風邪を引いている人も多い季節のためウイルスに対する抵抗力が落ちているという、ウイルスや細菌にとっては好条件がそろっていたのです!

私自身、体調があまり良くない時に牡蠣小屋に行って食中毒になった経験があるんです。

半生の牡蠣を食べ、帰宅していた30分後・・・。どうしようもない吐き気に襲われました。

胃痛より、止まらない嘔吐で何度もトイレに駆け込んで苦しんだ経験があります。

 

恐るべし食中毒!!

どちらにせよ、病院で診察を受けたほうが症状を軽くできるし、治りも早くなります。

無理をしないで苦しいと思ったら病院へ行くようにしましょう。

 

食あたり・胃腸風の違いについて

胃腸風邪食あたり

食あたりと胃腸風邪の症状は、とても似ているために違いが分からないという人も多いと思います。

上記で紹介した症状も、食あたりの時に起きる可能性は大いにあります。

大まかな違いとして、

  • 食あたりの時は、吐き気を強く感じる場合が多いです。
  • 胃腸風邪は、どちらかというと、腹痛を強く感じることが多いといえます

どちらにせよ、病院へ行く方が症状を軽くでき、治療も早くなります。

吐き気が強い時は無理をしないようにしてください。

まとめ

胃腸風邪食あたり

『胃腸風邪と食あたりの症状はよく似ていて、素人目では判断することは難しいようです!』

ただし、食中毒の場合のポイントは、症状が出る前に原因になる食べ物を食べているので見分けがつきやすいんじゃないでしょうか。

嘔吐や下痢の症状は、ウイルスや細菌が体外に排出されれば回復することが多いです。

 

かといって無理をせず、症状が重かったりして脱水症状を起こしかねませんので早めの受診をオススメします!

辛い症状の胃腸風邪や食あたりには感染しないことが何よりですが、この症状は何が原因なのか?

今回ご紹介した症状の違いを参考にしながら、早めに病院で受診し、少しでも症状を軽く早く治るようにお大事にしてくださいね!

胃腸風邪食あたり

1 個のコメント

  • 敦子 より:

    胃腸風邪とは違いますが腸内炎にかかったことがあります。3週間くらい薬を飲まないと治らなかったので苦しい思いをしました。

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