【危険】子どもの頃に完治した○○○がまた発病?~回避すべき命の危機~

【危険】子どもの頃に完治した○○○がまた発病?~回避すべき命の危機~

あなたは『水痘』って知っていますか?

そう、水疱瘡(みずぼうそう)のことです。

発病した記憶があろうがなかろうが、50歳以上の人の約8割は子供のころに『水ぼうそう』にかかっており、この病気の免疫を持っています。

ところが、子供の頃に完治したはずの水ぼうそうが、数十年を経て悪さをすることがあるのです。

水ぼうそうは水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によるもので、約2週間の潜伏期間を経て発症する病気です。

50歳以上の人の約8割が4歳以下で発症しているため、自分が水ぼうそうにかかったことがあるかどうかを記憶している人は多くないかもしれません。

子供のころの病気が完治していなかったということなのでしょうか。

詳細をご紹介していきます!

水疱瘡の知っておきたい5つの症状

子供 病気 完治

水疱瘡かどうかわからず、子供を病院に連れていくタイミングを逃してしまうことがあります。

そんな時のために「これはきっと水疱瘡だ!」とわかる症状もチェックしておきましょう。

水疱瘡の症状

  1. 発熱1~2日くらいで赤い発疹が出る
  2. 発疹が数時間で水ぶくれになる
  3. 水ぶくれが体のあちこちにどんどん増える
  4. あまり熱が高くならず気付かない場合もあります。
  5. だいたいは3日ほどでおさまりますが、熱が下がらないうちから発疹は出始めます。

発疹は最初は平らな赤いブツブツですが、数時間経つとふくらんできて水ぶくれになり典型的な症状が表れます。

水ぶくれは時間とともにどんどん増え、体のいたるところに出ることも特徴です。

頭皮や陰部など、外からはあまり見えない場所にもできることもあります。

 

水疱瘡から帯状疱疹へ

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胸や背中、頭や口の中、顔、手足などあらゆる場所に疱疹が出るのが水ぼうそうだが、体の片側にだけ痛みをともなった帯状の赤い水疱ができるのが帯状疱疹です。

疱疹ができる前からチクチクした痛みが襲い、人によっては夜も眠れないほどの痛みをともなうこともあります。

この帯状疱疹の原因が、子どもの頃にかかった水ぼうそうなのです。

水ぼうそうの症状がすっかり治まっても、体内に入った水痘・帯状疱疹ウイルスは死滅したわけではありません。

脊髄や顔面、座骨などの神経節に潜伏し、数十年たって疲労やストレスが重なったり病気の治療中など免疫力が落ちた時期を見計らって再活動を始めます。

 

体の奥の神経節から、神経をチクチク傷つけながら徐々に体の表面に出て症状を起こすというわけですね。

早期に医療機関を受診し、抗ヘルペスウイルス薬による治療を受ければ、通常は2〜3週間で水ぶくれがかさぶたになって症状が落ち着き、痛みも消えていきます。

ただし、顔に水疱ができた場合は、角膜炎や難聴、顔面神経麻痺などが起こることもあるので注意が必要です。

1度かかったら再発しないと思われがちだが、ストレスなどにより2度、3度と再発する人が増えて来ているのも事実です。

また、水疱が治っても、痛みだけが何年も続いてしまう人もいるから厄介ですね。

痛いだけじゃない!?命にかかわる病気の危機

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痛みが慢性化する帯状疱疹後神経痛は、高齢者ほど多いといわれています。

また、症状が重くなった場合にも後遺症として残りやすいのです。

『焼けるような痛み』『えぐられるような痛み』と表現されることもあり、こうなると日常生活を送ることもつらくなり、ペインクリニックなどの専門科の受診が必要になるほどです。

さらに昨年、英国ロンドン大学の衛生・熱帯医学大学院をはじめとする大規模な共同研究で、帯状疱疹発症から4週間は脳卒中を発症するリスクが発症前より63%も高いことが判明しました。

 

5〜12週で42%、13〜26週でも23%も高いのです。

特に目の周囲に疱疹ができた場合は、4週までの脳卒中発症リスクが82%アップという恐ろしい数字となっています。

もともと高血圧の人は厳重な注意が必要ですね。

死の恐れもある脳卒中を引き起こす帯状疱疹だが、抗ウイルス薬を飲むことでそのリスクも半減するのだそうです。

症状を重くしないため、脳卒中を避けるためにも、早期に皮膚科を受診する必要がありますね。

 

さらに海外では、30カ国以上で帯状疱疹にかからないためにワクチン接種が行なわれています。

子どもの頃に接種したかもしれない、あるいは子どもの頃に水ぼうそうにかかっていたとしても、大人になると抗体が弱まっている可能性があるため、水痘ワクチン接種は有効だと考えられています。

水痘ワクチンは、かつて日本で開発されたもので、接種により発症リスクはをおよそ半分になり、もし帯状疱疹を発症したとしても症状は軽く、帯状疱疹神経痛の人は3分の1に減るといいます。

 

現在、英国のグラクソ・スミスクライン社が新たな帯状疱疹予防ワクチンを開発中で、その有用性は97.2%にもなるとのことです。

大手製薬会社が真剣に取り組んでいることが、この病気のインパクトを示しています。

なお、水痘ワクチンは1〜3歳の子どもには無料だが、大人には健康保険が利かずおよそ1万円前後の負担になってしまいます。

しかし、高齢者はもちろん、仕事の疲れがたまりやすい人、病気で免疫力が低下している人は50歳以下でもワクチン接種を検討してみる必要があるでしょう。

まとめ

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子供の頃になった病気に大人になってから再び苦しめられるのは辛いですよね。

完治したとばかり思っていたのに突然そのような症状に悩まされることもあるということを覚えておきたいですね。

 

【危険】子どもの頃に完治した○○○がまた発病?~回避すべき命の危機~

3 件のコメント

  • まりcw より:

    水痘のワクチンは幼少のころに打ってもらったお陰か、まだ掛かっていません。命を脅かされるとは、ゾッとします。

    • meemi0730 より:

      コメントありがとうございます!

      そういった危険性があるからこそ、国で指定されている予防接種なんですね。

      あなどれません。。。

      無料で受けられるものも、期間を過ぎてしまうと『実費』ということになりますから気を付けたいですね(^-^;

  • ほうせい より:

    大人になってから水疱瘡のような病気にかかると命の危険もあるみたいですね。40代の男性がそういった病気にかかり大変苦しい思いをしたと、地域で聞いたことがあります。

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