春の病気で流行りは?高齢者が危険すぎる真相が衝撃的

春の病気で流行りは?高齢者が危険すぎる真相が衝撃的

 

高齢者の方が春に注意しなければいけない流行り病って皆さんご存知ですか?

 

特に冬から春にかけて寒暖差が激しくなる季節、普通の人でも体調を崩しやすいですよね。

 

この時期に流行る病気で有名なのは『インフルエンザ』『ノロウィルス』です。

 

インフルエンザなんかは予防接種もありますが、あくまで『予防』なので必ずしもかからないとは言い切れないのが現状です。

 

高齢者の方はこのような感染症に一度かかってしまうと治りづらかったり、併発して悪化してしまうこともあるので十分注意していただきたいのです。

 

では、いったいどのような病気に注意すればいいのでしょうか?

 

今回は高齢者の方が春にかかりやすいとされている流行りの病気とその病気に対する対策方法を紹介していきたいと思います!

春の気温変化に注意?花冷えって何?

高齢者春流行り病気

春は他の季節に比べて非常に気温の寒暖差が多い季節です。

 

暖かい日が来たと思ったら次の日には真冬のような天気に逆戻り・・・なんてこともよくありますよね。これが花冷えです。

 

一日の中でも昼間と夜では全然気温が違ってくるので、急激な外気温の変化に弱いとされている人間は一番体調を崩しやすい季節になってきます。

 

大体8度以上の気温差が人間が最も体調を崩しやすいといわれています。

 

特に高齢者の方は5度以上の気温差は体調を崩す危険サインと考えていいそうです。

 

春先に風邪をひきやすいのは、こういった気温差に身体が適応できていないためにおこる症状なのですね。

 

年を取ると体温調整の機能がだんだんと衰えてきてしまいます。

 

本来人間は自律的に体内で熱を作り出して体温を一定に保とうとしますが、高齢になるとこの機能が鈍ってしまうのです。

 

また、温度感覚も低下する傾向にあるため、気温の上下に合わせた服装をして体温調整をすることも難しくなってきます。

 

そのため、高齢者はより体調不良に陥りやすくなるのです。

春にかかりやすい感染症って何?

高齢者春流行り病気

まず、冒頭で述べたインフルエンザには非常にかかりやすい季節になっています。

 

でも実は、麻疹や風疹にもかかりやすいとっても危険な季節なんです!

 

それぞれの症状と、高齢者におこりうる危険な合併症を紹介していきます。

 

インフルエンザ

インフルエンザは風邪と間違われやすいですが、『風邪』はのどの痛み、鼻水、咳などの症状を伴う呼吸器の急性炎症が原因で発熱、頭痛、食欲不振などの症状を引き起こす病気を言います。

 

『インフルエンザ』はインフルエンザウィルスによって感染することによっておこる感染症で、普通の風邪よりも急激に症状が現れ、さらに風邪よりも症状が重いのが特徴です。

 

麻疹

麻疹は麻疹ウィルスによる急性熱性発疹性のウィルス感染症で、その感染力はとても強力なものです。

 

場合によっては死亡することもありうる重症の感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染などどの方法でも発症するとても危険な病気です。

 

麻疹は10~12日間の潜伏期間を経て、発熱で発症して症状としては、鼻水、咳、結膜炎の症状が強く、インフルエンザ同様に38℃以上の高熱が数日間にわたり続きます。

 

病気の経過中が一番感染力が強く、その後一旦解熱傾向がみられるのですが、すぐに耳後部付近から発疹が現れ、さらに39℃以上の高熱がまた数日続きます。

 

麻疹の特徴は、発疹が現れて2日以内に、口腔粘膜に白い粘膜疹が現れることです。

 

発疹はその後、顔面、身体、手足に広がって全身に広がり、数日をかけて色素沈着を残して回復へ向かいます。

 

これも特に高齢者の方に注意してほしい合併症として、『肺炎』、『中耳炎』、あと稀にではありますが『脳炎』を引き起こすこともあるので要注意!

 

風疹

風疹の特徴は38℃程度の発熱、目の充血、喉の炎症といった風邪のような症状とともに、小さな赤い発疹が全身に現れる病気です。

 

発疹にかゆみはほとんどなく、麻疹のように発疹が大きくなることもありません。耳の後ろのリンパ節が腫れるのも特徴の一つです。

 

実は風疹は子供より大人、特に高齢者のほうが症状が重たくなる傾向があり、感染すると発熱や発疹の期間が一週間以上続いたり、ひどい関節痛が続いたり、インフルエンザや麻疹のように稀に『脳炎』『血小板減少紫斑症』を併発することもあります。

 

感染の主な原因は飛沫感染と言われています。

それぞれの病気と危険な合併症!

インフルエンザ

肺炎(二次性細菌性肺炎)

高齢者がインフルエンザに感染した際に、最も注意しなければならない合併症は肺炎です。

 

インフルエンザウイルス自体が肺炎を起こすことは稀ですが、インフルエンザに感染したことによって免疫力が低下し、ほかの細菌や常在菌による肺炎を起こしやすくなります。

 

脱水

 

高熱により体内の水分が失われると身体は脱水状態になります。

 

積極的に水分を摂ることが必要ですが、高齢者は脱水の症状を自覚にしくく、加えてトイレを気にして水分を控える傾向にあります。

 

また、高熱や倦怠感があると、スムーズに嚥下できず、水分でもむせてしまい誤嚥しやすくなります

 

こうした誤嚥による肺炎のほか、尿量が減少することで、引きおこしやすくなる尿路感染症など、脱水はさまざまな合併症のリスクとなります。

 

認知症状の悪化

インフルエンザそのものが認知症を起こすことはありませんが、高熱や全身倦怠感などの症状は高齢者にとっては非常にストレスが大きく、理解力や判断力を混乱させることがあります。

 

多くは一時的な症状として回復しますが、徐々に進行していた認知症が入院治療をきっかけに急速に悪化することがあります。

 

麻疹

 

亜急性硬化性全脳炎(SSPE)

麻疹に感染後数年してから発症し、ゆっくりと進行する予後不良の脳炎

 

麻疹に罹患した人の数万人に1人が発症するといわれています。

 

まれに予防接種でも発症することもあり、とても危険です。

 

他にも、

  1. 麻疹ウイルスによる咽頭
  2. 気道合併症
  3. 中耳炎
  4. 肺炎
  5. 細気管支炎
  6. 仮性クループ細菌の二次感染によるもの
  7. 中耳炎、肺炎、気管支炎、結核の悪化
  8. ウィルス性脳炎

 

などがあります。

 

風疹

脳炎

脳炎は風疹5000例に1例の確率で起こりますが、大人の女性で起こりやすいです。

 

脳炎になった場合の致死率は0-50%です。

 

血小板減少性紫斑病による出血が風疹3000例に1例の確率で起こりますが、高齢者で起こりやすいです。

春先に悪化しやすい病気って?

高齢者の方が春先に悪化させがちな病気って何でしょうか?実はこれは冷えによる影響が非常に多いのです。いくつか例を挙げてみたいと思います。

  1. 膀胱炎
  2. 神経痛
  3. 関節痛
  4. 腰痛
  5. 腹痛

主にこういった病気や症状があげられます。

 

体温調整の機能が衰えてきている高齢者は身体がとても冷えやすくなっていて、65歳以上では全体の60%以上、75歳以上では全体の80%の方が冷えで辛い思いをしているそうです。

 

こういった寒暖差は自律神経を狂わせることが多いので、身体をよく温めるのが大事になってきます。

 

感染症の予防と対策ってどうすればいいの?

高齢者春流行り病気

ここまで主に三つの感染症を紹介してきましたが、高齢者の方にとってはどれも悪化させると死に至る危険性のある危険な病気です。

 

ここからはそれぞれの予防と対策を紹介していきたいと思います。

 

インフルエンザ

 

予防方法

インフルエンザの一番の予防はワクチンの接種です。

 

流行シーズンを迎える前の11月ごろに接種を受けておくのが安全と言われています。

 

65歳以上の高齢者、過去にインフルエンザにかかっている人はある程度抗体ができているため、一回の予防接種でも十分な免疫力がつくそうです。

 

予防接種の効果が表れるのは2週間後からで、その後5か月間ほどは持続します。

 

費用は一回3000円~5000円程度です。

 

65歳未満の健常者では70~90%の発病予防効果があり、合併症の併発や高齢者の死亡確率を減らすことができるといわれています。

 

行政もワクチンの接種を推奨しているので、f市町村による費用補助の対象となっている場合も多いですので、近所の保健所や医療機関に問い合わせて聞いてみるといいですね!

 

 

治療方法

  1. できるだけ安静にし、栄養と睡眠を十分にとる。
  2. インフルエンザウィルスの空気中での活動、感染を抑えるために室内を十分に加湿する。
  3. 水分を十分にとる。

 

麻疹

 

治療方法

特異的治療法はありません。解熱薬、鎮咳去痰薬、輸液や酸素投与などの支持療法を行います。

 

抗菌薬の予防投薬は、必ずしも推奨されません。免疫賦活薬イノシンプラノベクスは抗ウイルス作用を示すものです。

 

麻疹患者に接触後72時間以内の免疫グロブリン製剤の投与が、麻疹発症の予防や症状の軽減に有効ですが、血液製剤であるため、適応はワクチン未接種の乳幼児や免疫不全患者などに限られます。

 

予防

小児期に予防接種が行われていますが、日本の予防接種率は低いです。そのため、日本では麻疹の罹患数が多いようです。

 

予防接種を徹底している米国などでは患者は激減しています。

 

ワクチン接種を行っていても十分な抗体価が得られなかった場合や、ワクチン接種後に麻疹ウイルスとの接触がないまま長時間を経過することによって抗体価が低下してしまった場合には、ワクチン既接種者であっても、麻疹が発症することがあります。

 

このような場合は、典型的な麻疹の経過をとらず症状が軽度であったり、経過が短かったりすることが多いです。

 

風疹

治療方法

特異的な治療法はなく、対症的に治療します。

 

発熱、関節炎などに対しては解熱鎮痛薬を用います。
予防として弱毒生ワクチンが実用化され、広く使われていますが、先進国ではMMR(麻疹・おたふくかぜ・風疹混合)ワクチンとして使用している国がほとんどです。

この春、高齢者の流行り病にはくれぐれも注意!

いかがだったでしょうか?

 

冬から春にかけてのこの時期、高齢者の方はインフルエンザ、麻疹、風疹などの流行り病で重篤な症状が出てしまうこともあるという危険がよくわかりましたね!

 

くれぐれもこれらの症状に注意して、予防、もしかかってしまったら侮らないでしっかり治療しましょう。

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