腰痛は日本人が悩む不調で最も多いもののひとつです。
厚生労働省の調査では、なんらかの病気や症状を感じている人のうち、腰痛は男性では最多、女性でも肩こりに次いで2番目に多い悩みのようです。
オステオパシ―と言う治療法があるそうですが、あなたはご存知ですか?
ここではオステオパシーとは何なのか?
民間療法であるオステオパシーで本当に、腰痛・ヘルニアが治るのか?
実際のインタビューを含め、効果や費用、治療機関などについてご紹介していきます。
真偽のほどを確かめていってください。
お好きなところからどうぞ
【民間療法】オステオパシーでヘルニア・腰痛が改善するって本当?
腰痛の原因はわからない場合も多いみたいですが、原因がわかっている椎間板ヘルニアは、患者数が日本国内で約100万人といわれています。
こんなにたくさんの方がヘルニアで苦しんでます。
ヘルニアと診断されると、多くの場合は外科的手術となるようです。
手術をするからには、仕事とか日常生活のことなどを考えると、手術をしないで椎間板ヘルニアを治す事ができないか悩みます。
そして、ヘルニアの悪さから生じる『痛み』による苦悩の日々。
手術をしないで、椎間板ヘルニアが改善できる方法があるのか。
そこで、出会ったのが『オステオパシーで完治したという例もあるのです!』という情報でした。
オステオパシーの効果を確かめるために、オステオパシーの施術院を開業されて8年目になるプロフェッショナルにインタビューした内容をご紹介いたします。
オステオパシーの施術院の先生へのインタビュー内容がこちら
腰痛が、本当に治るのか。
改善できるだけでも助かる。
日常の痛み、苦しみから開放されて、明るい毎日が過ごせるようになれば良い。
そんな思いでいる時に、オステオパシーという治療法が良いと聞きました。
オステオパシーで、自身のヘルニアが劇的に改善したことで、この道を極めようと思った、先生の体験談をインタビューしました。
治療室の先生は、もともと鍼灸の専門学校を卒業されて、はり師・きゅう師の国家資格をお持ちです。
専門学校を卒業した後は、東京でカイロプラクティックの治療院に勤務されていたそうです。
そのとき、ある体験がきっかけとなってオステオパシーを研究されることになったのです。
そのキッカケこそが、ご自身がヘルニアを患ったことなのです。
ヘルニアを治すために、いろいろ試されたそうですが、一番効果を感じたのが『オステオパシー』だったそうです。
しかも!なんとたった2回の施術で快方に向かったとか!
オステオパシー恐るべし!
ということで、今回は、オステオパシーのプロフェッショナルに、オステオパシーでヘルニア・腰痛が改善されるのか?聞いてみました。
そして、その他のも、
- オステオパシーとはいったい何なのか?
- オステオパシーをおすすめしたいのはどんな人なのか?
- どんな効果が期待できるのか?
- 時間や費用はどれくらいかかるのか?
などなど、インタビュー内容をご紹介していきます。
オステオパシーとの出会い。そのキッカケ。
オステオパシーに興味を持たれたキッカケを教えてください。
自分自身がヘルニアを患ったことがあって、そのときに一番効いたというか、効果を感じられたのがオステオパシーだったんですね。
ヘルニアって病院に行くと、外科的な手術になるんですか?
そうですね。病院でMRIをとって、程度を診て、必要であれば手術をすすめられますね。
病院でヘルニアと診断されたときに、病院での治療ではなくオステオパシーを選ばれた理由は何かあるのですか?
手術をしたくなかったのがひとつですね。
あとはせっかく自分がこのような仕事をしているので、ちょっと実験の意味もあって、いろいろと考えつくことをやってみようと思いました。
自分が勤めているカイロプラクティックの治療室だったり、友達がやっているところだったり。
知り合いがオステオパシーを勉強していたので、ちょっとやってみてよという感じで、自分でもオステオパシーを体験してみました。
最初はヘルニアもかなりひどい状態で、歩けないくらいでした。
順番としては、まず鍼とかマッサージみたいなことをやって、それで少しずつはよくなったんですけど、そんなに劇的に変わる感じではありませんでした。
オステオパシー 劇的な体感
その頃は仕事場に行っても寝ている状態だったのですが、そこを超えて、ちょっと歩けるようになったかなというくらいのときに1回目のオステオパシーに行きました。
少しよくなったのですが、まだ症状は残っていました。それからもう1回やってもらったら、そこからグーッと良くなっていきました。
そのときは劇的に変わりました。それはかなりすごい体験でしたね。
そこから勉強しはじめて。7年前に岡山に帰ってきて開業しました。
オステオパシーってそもそも何?
オステオパシーとは主に手を使って、体の構造的なゆがみを整え、自然治癒力を高めることを目的とした医学体系です。
1874年にアメリカ人医師のA.T.stillによってオステオパシーという体系が発表されました。140年以上の歴史があるんですね!
日本には、大正期にはカイロプラクティック(脊椎指圧療法)、スポンディロセラピー(脊椎反射療法)と同様にアメリカから導入されています。
指圧や整体など、日本の手技療法に大きな影響を与え、共に『療術』と呼ばれていました。
オステオパシーは、現在すごく注目されている手技療法のひとつで、ヨーロッパ諸国では医療資格として認可されているところもあります。
国際パラリンピック委員会は、選手村の総合病院で手技療法(オステオパシー)を取り入れています。
リオパラリンピックの医療チームには日本人のオステオパスが2名選出されています。
今の日本では、民間療法であるオステオパシーが東京オリンピックで医療チームとして参入できるかどうかは難しいところですが、アスリートからの要望により実現するかもしれません。
手技療法といっても、強い力を加えるわけではなく、『触れる』感じです。
極端な説明をすると、赤ちゃんに触れるときをイメージしてみてください。
赤ちゃんの手や足をギュッと力を入れて握ったりしますか?それでは赤ちゃんは泣いてしまいます。
そうではなく、なでてあげるとどうでしょう!
赤ちゃんは気持ちよくなって喜びますね!
本当に極端な説明をするとこんな感じで触れるのだそうです。
素人からすると、そんなゆるい触り方で効果あるのか?と思ったり、ハンドパワーで『氣』を注入しているのか!?というスピリチュアルなことを考えたりしてしまします。
決してそんな怪しいものではありません!
皮膚に触れることで神経を活性化して脳を刺激し、血液やリンパ液の流れを良くすることで不調を改善するのがオステオパシーです。
全身の巡りを良くするということです。
血流がよくなれば体のすみずみまで酸素と栄養素を届けることができますね。
このときの神経を活性化する『触れ方』にこそがオステオパシーの真髄!経験がものをいう部分です。
オステオパシーを試して欲しい人は?
オステオパシーは民間療法です。
国家資格があるわけではありません。
しかし病院に行っても原因がよくわからない不調がオステオパシーで良くなった!という体験談はたくさんあるようです。
病院に行ってもよくならない、薬にはできるだけ頼りたくないという人にとっては最適な治療法ではないだしょうか。
オステオパシーで期待できる8つの効果
- 肩こり、腰痛、ヘルニアのような肉体的な症状
- 頭痛やめまい、吐き気のような自律神経失調症
- パニック症状
- うつ症状のような脳の働きの障害が原因のもの
オステオパシーは体のゆがみを整えて、神経の働きをよくすることができるので、肉体的な症状だけではなく、精神的な疾患まで幅広く診ることができるのです。
うつ症状の方は体の緊張が強いので、そのあたりを弛めてあげると変わってくるそうです。
オステオパシーとカイロプラクティックの違い
オステオパシーと整体、カイロプラクティックの違いって何?と感じている人も多いでしょう。
しかし、これらを厳密に区分することは難しいようです。
何が違うかというと治療哲学(治療の基本的考え方)が違うということです。
オステオパシーはどんな考えで治療に当たっているかというと、オステオパシーの基礎理論の中に、
- 身体はひとつのユニットである。人間は身体、心(魂)、精神の三位一体の集合体である。
- 人間の身体には自己調節、自己治癒、健康維持能力が備わっている。
- 構造と機能は相互に関与し合っている。
- 合理的な治療は「身体の調和」「自己調節」及び「構造と機能の相互関係」の基礎的原理に基づいてる。
と、それぞれに理論づけられています。
ちょっと難しいですが、オステオパシーは症状が現れている部分だけを問題にするのではなく、どこが原因なのかを特定する。
そして、根本的に原因を取り除いて、改善していくことを主眼にしているのかなと思います。
例えば、頭痛や肩こり。原因がどこにあるかというと、頭や肩そのものではなく、全然、別のところだったりするそうです。
どこが原因かはもちろん人によって違うので診てもらわないとわかりません。
オステオパシーは対処療法ではなく、根本治療
しかも自己治癒力を高めることで、自分で自らの身体を治癒させるように導くといった感じでしょうか。
しかし、オステオパシーにもいろんな団体があり、それぞれ少しずつ考え方が異なるようです。
整体もカイロプラクティックも、基本的に手技による治療ですが、違いというのは、治療哲学の違いということになるようです。
ここは、それほど深く考えなくても、行ってみて自分に合う合わないを、考えればいいのではないかと思います。
同じオステオパシーの先生でも、相性ってあると思います。
話していてリラックスできるな~とか、気持ちいいな~と感じる先生を探すことも良いでしょう。
カイロプラクティックの概念
カイロプラクティックには『イネイト・インテリジェンス(内在する叡智)』という概念があります。
言い換えると、『生命力』『自然治癒力』『環境適応力』と、いうイメージです。
イネイトは脳から脊髄へ、そして末梢神経を経て全身に広がっていくと考えられています。
ここで、背骨が変形したりすると、この『イネイト』が正しく全身に広がっていかないわけです。
カイロプラクティックは『イネイト』を正しく全身に広げるために、背骨の変位しているところを矯正するという考え方です。
『イネイト』が正しく流れるようになると、自己治癒力が発揮されて症状が改善するということです。
『自己治癒力』を高めて、自分で自らの身体を治癒するというところはオステオパシーと似ていますね。
【ヘルニア・腰痛】オステオパシー治療期間・通院間隔
これはやっぱりというか当たり前ですが、人によって違います。実際に診てみないとわからないというのが本音のようです。
ある患者さんは整形外科でヘルニアと診断されましたが、2週間ほどで改善された方がいらっしゃるようです。
一方で、半年以上かかる方もいるようです。
施術効果には個人差がありますが、よほどの重度のヘルニアでない限り、一定の効果はあるということですので、最適な治療期間や通院期間を相談するのが良さそうです。
知っておきたい『好転反応』とは
オステオパシーにも、好転反応『瞑眩(めんげん)現象』があるようです。
好転反応というのは、症状が一時悪化したように見えて、その実、快方に向かっているという状態なのです。
この過程における副作用的感覚が生じることがあります。これを瞑眩(めんげん)現象と言っているようです。
鍼や灸、漢方薬などの治療の後に、体調が悪化したといわれる方がいます。
気分が悪くなった、下痢をした、身体がだるいなどの症状です。
しかし、これらは症状が悪化したとか、副作用が起こったというわけではなく、身体がよくなる前に、一時的に症状が悪くなったように感じる反応です。
この症状が治まれば、前より良くなっていることに気付くでしょう。
オステオパシーでも施術の翌日に、『眠気』『だるさ』などを感じる方はいらっしゃるようです。
オステオパシーを受ける服装は?時間・費用も
全身の状態を把握しなければならないので、服装は薄手の生地やジャージのようなゆったりしたものが適しています。
ジーンズのような固い生地だと体の状態を正確に診ることができません。調整が効きにくいことが多いのでゴワゴワした生地は避けたほうがいいです。
1回にかかる時間と費用はどれくらい?
芦田治療室では1回の施術にかかる時間は40分~50分程度で、費用は4,000円程度です。
思ったよりリーズナブルですね!
もちろん費用は地域差もあり、中には1万円程度かかる場合もあるようです。
ま と め
なかなか難しい理論で成り立っているオステオパシー療法ですね。我が国では、鍼灸マッサージや接骨・整体という施術療法として、一般化されています。
触る・ふれることで、どこが原因なのを探り、根本的原因を改善させる。と言うものでした。
ある意味、鍼灸マッサージなどと類似した施術の仕方がるようなので、安心して治療院を訪ね相談し、治療を受ける事ができるようです。
腰痛持ちの方、椎間板ヘルニアで悩んでいる方には、朗報になるのではないでしょうか。
オステオパシー療法ですか、初めて聞く名前ですね。私も氷の上で滑って転んで腰を打ってしまい、坐骨神経痛になってしまいましたが、今は少し良くなっています。
今年 腰が痛いので寒くなってから楽天ショップで骨盤サポーターを購入しました。でもあまりにもきついので、サイズが小さい家族に着て貰うことになりました。