大気汚染にマスクは本当に安全!?着用すべきマスクとフォルクスワーゲン排ガスの現状が恐ろしすぎる

大気汚染にマスクは本当に安全!?着用すべきマスクとフォルクスワーゲン排ガスの現状が恐ろしすぎる

中国で起きている大気汚染が今、世界中で話題となっています。

それは我が国日本でも例外ではなく、軽視できない問題ではないでしょうか。

 

そんな中、あのフォルクスワーゲン製の自動車から出る排ガス問題もあります。

 

一方で、中国での予防策として『マスク着用』が挙げられているがその効果や安全性は保障されるのでしょうか?

 

大気汚染に対するマスクの安全性と、フォルクスワーゲン自動車の排ガスとの関係性に迫ります。


大気汚染に市販のマスクは有用?安全性が危うい!?

大気汚染にマスクは本当に安全!?着用すべきマスクとフォルクスワーゲン排ガスの現状が恐ろしすぎる

主要20カ国・地域首脳会議(G20)が開催されたのは中国・杭州市。

期間中の『にわか青空状態』を演出するために、中国当局は5つの省の数百工場に対して操業停止を命じ、制限地域は杭州市から400キロにも及んだといいます。

 

東京から400キロといえば、北は盛岡市、西は神戸市の距離に相当するから、いかに過剰な即席汚染対策だったかが、容易にわかってしまいますね。

 

2014年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)の際も、北京の『にわか青空』を指して『APEC晴れ』と呼ばれたそうなんですが、いまでは『素晴らしいが儚いもの』の別称と化したそうなんです・・・。

 

マスク着用は安全?

 

では、大気汚染へのせめてもの自衛策としてマスクを欠かさず着用するという営為も、所詮『しないよりはマシだが儚い抵抗』にしか過ぎないのでしょうか?

 

研究の結論からいえば、安価な市販の布製マスクごときで、大気汚染から身を守ろうなんて無理!ということになったようです。

米マサチューセッツ大学のRichard Peltier氏(環境衛生科学助教授)らの研究班によれば、『かろうじて有益になる程度』のマスク効果しか得られないとのことです。

 

大気汚染の死亡者数が550万人越え!?

大気汚染にマスクは本当に安全!?着用すべきマスクとフォルクスワーゲン排ガスの現状が恐ろしすぎる

『年間550万人』という数字を聞いて、あなたはどんな内容を思い浮かべますか?

実はこの数字、3年前の2013年に大気汚染が原因で死亡した人の概算なんです(=カナダ・ブリティッシュコロンビア大学の研究より)。

 

同死者の最多国はやはり中国で約160万人、次いでインドが約140万人を数え、両国だけで全体の55%を占めてしまいます。

後者の大気汚染の主因は、田舎暮らしの調理や暖房目的で燃やされる薪や牛糞によるもの。

 

日本人には想像もつかないお国事情だが、首都圏でのPM2.5被害は中国と同様に深刻化を増しているんです。

 

一方、各自が十人十色のマスク着用で身を守ろうとするのは、国や人種を越えて誰もが手っ取り早くすがる自衛策であると考えられます。

できれば、使い捨ての『サージカルマスク』や洗濯可能な布製マスクで安上がりに済ませたいという人情には国境はないですよね…。

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フォルクスワーゲンの排ガスがヤバすぎて140人が死亡!?

大気汚染にマスクは本当に安全!?着用すべきマスクとフォルクスワーゲン排ガスの現状が恐ろしすぎる

大気汚染が人体へ与える影響はどれくらいなのだろうか? ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題に関連して、米マサチューセッツ工科大学(MIT)およびハーバード大学の研究グループが、公衆衛生への影響を算出した。

 

フォルクスワーゲンの排ガス不正問題とは、米国の排ガス規制を逃れるために米国で販売された48万2000台のディーゼル車についてデータを不正に操作した疑いがもたれている件。

 

該当車は排ガス規制法で認められる汚染量の40倍を排出する可能性があるとの指摘もあります。

 

また、発端は米国でしたが、欧州での販売車にも不正データが用いられた疑惑が出ており、排ガス不正問題は世界的な広がりを見せています。

 

回収が急務!

 

MITとハーバード大の研究グループは、汚染量の増加分に車の販売台数を掛けることにより公衆衛生への影響を算出しました。

その結果、米国で約60人が10~20年早く死亡するとの推定結果を発表しました。

 

また、フォルクスワーゲンが2016年末までに該当する車をすべて回収すれば130人の死亡を防止できるが、回収が進まなければ、さらに140人が早期に死亡すると考えられるとしています。

 

そのほか、汚染増加によって慢性気管支炎が31件、心臓および肺の障害による入院が34件、約12万日の軽度の活動制限(欠勤日を含む)、約21万日の下気道症状を引き起こすといいます。

 

これらの疾患は4億5000万ドルの医療・社会コストをもたらしますが、2016年中に回収が完了すれば8億4000万ドルの将来的な支出を回避できると研究グループは結論づけているようです。

 

これはあくまで米国内での影響算出であって、世界中を走り回っているフォルクスワーゲン車を考えれば、その影響はさらに大きくなってくると考えられます

 

日本では、ディーゼルカーはトラックなど商用車に多く、乗用車ではあまり人気がないですが、欧米では乗用車としてディーゼルが人気あり、この不正問題はより切実な大気汚染源として捉えられているのです。

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やっぱり中国のPM2.5はヤバすぎる

大気汚染にマスクは本当に安全!?着用すべきマスクとフォルクスワーゲン排ガスの現状が恐ろしすぎる

ご存知の通り大気汚染は中国でも懸念されています。

 

米研究機関の調査によれば、中国国内のPM2.5(微小粒子状物質)に関連する死者は年間計160万人にも上るというのです。

 

ごく最近でも、中国東北部の遼寧省瀋陽市でPM2.5の濃度が1立方メートルあたり1400マイクログラムに達したと報じられていました。

これは世界保健機関(WHO)の最大基準値25マイクログラム(24時間平均)の50倍以上にあたる数値です。

 

PM2.5とは、粒子径が2.5マイクロメートル以下の物質で

  • 炭素成分
  • 硝酸塩
  • 硫酸塩
  • アンモニウム塩
  • ケイ素
  • ナトリウム
  • アルミニウム

などの無機元素などが含まれます。

 

ボイラーや焼却炉などばい煙を発生する施設、鉱物の堆積場など粉じんを発生する施設

  • 自動車
  • 船舶
  • 航空機

などから排出された硫黄酸化物、窒素酸化物などのガス状物質が、大気中で光やオゾンと反応して生成されます。

 

異常な健康被害

 

健康への影響は非常に小さい粒子のため、肺の奥深くにまで入り込みやすく、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や、血液中に混入して循環器系疾患などのリスクを上昇させる。

 

中国では大気環境基準を適用し汚染測定所を各地に設置。

大気汚染軽減に向け輸送用燃料基準を強化したり、大気汚染源として挙げられる石炭プラントの閉鎖や都市部からの工場移転を進めているなど、国をあげて大気汚染対策を進めているそうなんです。

 

しかし、その実効性については、瀋陽市の例を見るように疑問と言わざるを得ない状況です。

 

フォルクスワーゲンによる排ガス不正問題により約60人が死亡し、4億5000万ドルの医療・社会コストが増大するという研究結果はショッキングですが、年間160万人死亡、そしてWHO基準の約50倍という中国の現状ももっと注視しなければならないですよね。

 

偏西風に乗って日本にもやってくる中国の大気汚染も、火急な環境課題と言えます。

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知っておくべきマスク着用の安全性と選び方

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専門家の立場から、最も一般的に使用されている布製マスクの低性能ぶりには専門家の目も厳しい。

価格やセット枚数の値ごろ感ばかりに捉われず、購入時の選択肢をもっと広く深く熟慮すべきだと。

「安価なマスクは、明らかに公衆衛生リスクを伴います。マスクを着用さえしていれば自分は安全だと錯覚している向きが多く、大気汚染のひどい地域の住民ほど、そのような錯覚を抱えている可能性がある。たとえば、ディーゼルトラックの脇に立っていようが、マスクさえあれば大丈夫だと思っていたり……」

実際、用途別の種類選びや価格は念頭に置いても、パッケージの表記まで精査してマスクを購入している人は意外と少ないのではないでしょうか?

 

一例を挙げれば、本来は医療用マスクの呼称でありながら、最近は風邪や花粉用の一般向けもそう呼ばれるようになった『サージカルマス』

 

その性能を表わす『BFE』や『PFE』の意味をあなたはご存知でしょうか?

 

BEFとPFEとは?

 

BEF(=Bacterial Filtration Efficiency)とは『細菌ろ過効率』を示し、対象となる花粉やウイルス飛沫など3μmの細菌をどのくらい遮断できるかを表した数値です。

 

『BEF95%』と表記されていれば、約3μmより大きいものを95%カットできるということになる。

 

同様に、PFE(PFE=Particle Filtration Efficiency)は『微粒子ろ過効率』を示し、対象となるインフルエンザウイルスやSARSウイルスなど0.1μmの微粒子をどのくらい遮断できるかを表した数値です。

 

ちなみに、スギ花粉の大きさは20~40μmであり、インフルエンザウイルスに至っては0.08~0.12 μmと大きさも段違いなので、マスク選びに違いが出るのは明らかですよね。

 

Peltier氏らも研究成果として、頬や顎にあまりフィットしないタイプは敬遠したほうが賢明であり、コーン型の布製マスクやノーズフィットワイヤーでしっかりと密着するサージカルマスクのほうが『保護する効果が高い』と推奨しています。

 

たかがマスク、でも選び方を知っているのと知らないとでは、言ってしまえば命にもかかわるのではないでしょうか?



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