世間一般でも、タバコは、百害あって一利なし。なんて言われてますよね。
確かに、ニオイ・煙たさ・含まれているであろうニコチンなどの有害物質。
自分自身は吸っていなくても、吸っている人が近くにいると飛んでくる副流煙。
厚労省が、『受動喫煙が原因の病気で年間1万5000人が亡くなっている』という推計を出しています。
東京都からは、2020年の東京オリンピックまでに『受動喫煙を防ぐための法整備』をするとしているあたり、あの煙には体の中に取り込んではいけないものが含まれていることに違いないですよね!
特に、妊婦さんや小さいお子さん連れにとっては要注意!!
喫煙者の方には、タバコを吸う際に、近くに妊婦さんや小さいお子さん連れがいないかは注意と心配りを、
してほしいものです。
もちろん気にせずスパスパ吸っている人もいますけどね。あまり頂けない事ですが、、
受動喫煙を防ぐために、日頃できることにはどんなことがあるのだろうか?
受動喫煙を防ぐ方法をいろいろと調べてまとめてみました。
お好きなところからどうぞ
受動喫煙って何?知っておくべき3つの種類

出典:http://jp.123rf.com
受動喫煙と一言で言われても、『旦那や彼氏、彼女が吸ってるタバコの煙を知らない内に吸ってるのかな?』
こんな感じのぼんやりとした認識の人が多いのではないかと思います。
実は、タバコの煙は3種類に分類されているんですよ。
ご存じでしたか?
- タバコを吸っている人(喫煙者)が吸い込む主流煙。
- タバコが燃えて先から直接出てくる副流煙。
(映画なんかでカッコよく指でつまんでいるタバコの先から、もわっとただよう煙です。)
- 喫煙者から吐き出される呼出煙。(こしゅつえんって言います。)
これらの内、副流煙には主流煙よりも多くの有害物質が含まれていると指摘されています。
特にこわいのは、ニトロソアミンという発がん性物質でしょうね。
副流煙の中には、主流煙の52倍のニトロソアミンが含まれているんです!
喫煙者は、主に主流煙(フィルターを通した煙)を吸っています。
そして、吐き出される呼出煙。
とてもこわい副流煙と吐き出された呼出煙が合体されてパワーアップした有害な煙を、喫煙者のそばにいるタバコを吸ってないあなたが、あなたの子が、あなたの恋人が、自分の意志とは無関係に吸わされている状態。それを、受動喫煙と呼びます。
喫煙者から〇メートル離れろ!
出典:http://listn.me
タバコを吸っている人から発せられる副流煙は、どのくらい離れれば吸わなくて済むのでしょうか?
日本禁煙学会から発表された資料を調べてみますと、、、
『1人の喫煙者のタバコの煙は、無風状態では直径14メートル広がる』
単純に考えて、すぐ近くに喫煙者がいたとしたら、7メートル離れればひとまずセーフという計算になります。
全く吸わないということではないけれど、受動喫煙のリスクは確実に下げられるという訳です。
もちろん風が吹いていたとしたら、風上に向かって離れる必要もあります。
7メートルがピンとこないなら、歩数に直してみましょう。
「自分の身長-100=およそ1歩分の歩幅」
私は身長170センチなので、1歩は70センチ。7メートル離れるならば、10~11歩分歩いて、距離を置くということになります。
まず一つ目の受動喫煙を防ぐ方法として、、、
外で喫煙している人に会ったら、7メートル離れる事!
タバコを吸った直後の人には〇分間近づかない
出典:http://miyuki313.com
某製薬会社の調べによると、タバコを吸い終えた後の人の呼吸中には、しばらく煙が溜まっているとのこと。
その煙は、7回呼吸してようやく濃度が低いものになるようです。
ということは、、、
タバコを吸った直後の人には、1~2分間は近づかないほうがいいという事になります。
「旦那はタバコを吸う時、いつもベランダや換気扇の近くで吸っているから大丈夫!」と思っているあなた、、、
自分自身や、大事なお子さんの健康を守るためにも、しばらくは戻ってこないように伝えた方がいいですよ。
冷たいとか思われるかもしれないけれど、受動喫煙するのが本気で嫌なら、ちゃんと言うべきでしょう。
「分煙」「空気清浄機」を信用しない
訪れたお店の中が分煙になっていようが、粒子の小さなタバコの煙は仕切りを、
すり抜けて室内を駆け巡っているわけです。
「分煙席の近くの禁煙席」たるや、安心かと思いきや全然そんなことありません。
受動喫煙を避けたいなら、完全禁煙のお店を選ぶか、喫煙スペースから遠く離れた禁煙席を選ぶかしましょう。
そして、空気清浄機に期待を寄せるのもほどほどに。
空気清浄機の基本性能は、フィルターでどの程度のものを取り除けるかということにかかってきます。
タバコから排出される物質である臭いと煙と有害物質のうち、臭いと煙は取り除くことが可能ですが、一酸化炭素やニコチン、その他の発がん性物質などの有害物質はその粒子が小さいため、フィルターで取り除くことはできないんです。
どんなに高性能だとしても、一瞬にしてタバコの副流煙を消し去るものはないのです。
どうしてもタイムラグが生じるし、実際のところ、フィルターのお手入れが行き届いていなかったら、そもそもそんなに吸いません。
【危険】タバコのニオイが付いていそうな場所

出典:http://tokyolucci.jp
タバコ臭い場所ってありますよね。
例えば、カラオケボックスとか、喫煙者の車の中とか、飲み屋の個室とか。
そういった日頃からタバコが吸われ続けている場所には、煙は見えなくとも有害物質が溜まっています。
特に、ソファーやカーテン、カーペットなどの布地は溜まりやすい場所です。
その場で誰も吸っていなくとも、部屋の中に溜まった有害物質を吸い込む『三次受動喫煙』のリスクもあります。
「三次受動喫煙」ってなんですか?
三次喫煙は、受動喫煙が終わった後も表面上にまだ残っている有害物質を吸入してしまう事なんです。
煙がなくなったあとの洋服やカーペットや壁、床などに残留した有害物質を吸入することだそうです。
ロングヘアーの女性がタバコの臭いが髪の毛に付くのを嫌がる話を聞きますよね?
実はあれも三次喫煙になっているんです。髪の毛に付着した有害物質を知らずに吸入してしまうんです。
また、喫煙者の衣服は臭いと言われますよね。
実は衣服にも付着してしまうんです。
つまり、臭いだけではなく毒も発していたということになるんです。
最近では、この三次喫煙が理由で勤務時間中の喫煙が全面的に禁止になった会社もあるようです。
極力そんな場所には近づかないこと!
特に小さなお子さんをお連れのおかあさんは気をつけてあげてくださいね。
初期症状を感じたらその場を離れましょう
三次喫煙のリスクをなくすためには、以下の初期症状を感じたらその場所から離れる事をお勧めします。
- のどの痛みを感じる。
- 目がしみる。
- 心拍数が上がってドキドキする。
- 寒くないんだけど、冷え症のような感じを受ける。
- なんだか、頭が痛くなる。
よくありますよね。喫煙ルームとかに入ると、タバコの臭さもありますが、ちょっと頭が痛くなる。。。。
上記の初期症状を感じたら、すぐにその場を離れることが賢明です!
どうしても喫煙者の近くにいなければならない状況なら・・・
出典:http://googirl.jp
どうしてもタバコを吸っている人の近くにいなければならないというときは、マスクを使って受動喫煙を防ぐ事ができます。
100%防げるというワケではありませんが、ないよりはマシでしょう。
タバコの煙の粒子をシャットアウトできるマスクは、PM2.5に対応しているマスクです。
タバコの煙の粒子を吸着して吸い込まないようにする性能を持つものもあります。
どうしてもタバコを吸っている人の近くにいなければならないというときは、マスクを使って受動喫煙を防ぎます。
100%防げるというワケではありませんが、ないよりはマシでしょう。
タバコの煙の粒子をシャットアウトできるマスクは、PM2.5に対応しているマスクです。
また、タバコの煙の粒子を吸着して吸い込まないようにする性能を持つものもあります。
まとめ

出典:https://woofoo.jp
受動喫煙を防ぐために、日頃からできる注意をまとめてみました。
おさらいすると、次の5つ!
- 外でタバコを吸っている人に出くわしたら、7メートル以上離れる 。
- タバコを吸った直後の人には、1~2分は近づかない 。
- 完全禁煙のお店を選ぶ。分煙のお店なら、分煙席から最も遠い禁煙席を選ぶ。
- タバコ臭い密室には近づかない。
- PM2.5対応のマスクか、マスク2枚重ねで吸い込み防止 。
人から見れば凄い神経質に感じるかもしれないし、「車の排気ガスも危険でしょ!」とも言われかねないですね。
ずっと昔は私もタバコを吸っていましたが、、、
家族のために、自分の健康をまもるために、タバコはやめました。もう二十年くらいになりますね。
また、私自信も受動喫煙はしたくないし、自分の家族にもさせたくないですね。
日頃からできる注意をお伝えしましたが、我々は社会生活、家庭生活をしています。
家族や周囲の人との接触は避ける事ができませんよね。
当然、職場やご家庭でタバコを吸う人の回りへの注意や協力も必要になってきます。お互いのために、、、
一度、ご家庭の中で、職場で、これからどうしようか?と話し合ってみてはいかがですか?
タバコを吸ってる旦那さん、これを機に禁煙への道もありますよ。。。。。
タバコが嫌で、受動喫煙したくない人はこんな気持ちなんだと、喫煙者の方に知っていただければ幸いです。
受動喫煙は苦しいですね。家族がたばこを吸っているとき、とても傍に近付けませんでした。たばこを吸う本人よりも害がありそうです。