毎年決まってやってくるこの時期。
あなたはインフルエンザに罹ってしまったことはありますか?
インフルエンザにかかると、その検査や症状の辛さに頭を抱えてしまう方も少なくありません。
そうならないためにも、事前の『ワクチンの予防接種』が重要となるわけですね。
『注射は痛いからそれも嫌!』という方も結構多いですよね。
そんな方におすすめのワクチン接種方法が開発されていたんです。
それが『鼻スプレー』でのワクチン接種。
今回はそんな鼻スプレーをするだけで、インフルエンザのワクチン接種ができる方法とその詳細に迫ります。
これであなたもインフルエンザに罹らなくて済むかも!?
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インフルエンザの脅威が起こした恐ろしい結末にゾッとする話

秋は来るべき冬に備える時期。
冬期の健康を維持するために、インフルエンザ対策も怠ってはいけませんよね。
重篤化すると死亡することもあるインフルエンザは、通常の風邪とは違って、ウイルスが感染して生じる病気です。
感染すると2〜3日の潜伏期間を経て、たいていの場合、突然の高熱で発症するのがインフルエンザ。
全身のだるさと筋肉関節があり、体力がない高齢者では肺炎になったり、子供ではひきつけや脱水症状を起こすこともあるのです。
また、ウイルス感染なので、爆発的な流行をすることがあります。
1918年に全世界で流行したスペイン風邪では、数億人が感染し、数千万人が死亡したと言われます。
人類滅亡や生物科学兵器を題材にした小説や映画のなかには、毒性の強いインフルエンザが大流行して人類のほとんどが死亡し、生き残った主人公がサバイバルするという表現が繰り返されていますが、過去の人類が感染症と闘ってきた歴史を知れば、あながち大げさとは言えません。
【鼻スプレー】新!インフルエンザ対策はコレでいいの?

そんな恐怖のインフルエンザ対策に登場した新ワクチン接種の方法が『鼻スプレー』をするだけ。
対抗策のひとつは、そのワクチンの接種なんです。
ワクチンは、毒性を弱くしたウィルスをもとに作られます。
これを注射などで体内に入れると、免疫反応によって抗体ができます。
この抗体が、体外からやってきたインフルエンザウィルスと闘い、たとえ感染しても重症化せずに済むのです。
弱毒化したウィルスを体内に入れるため、インフルエンザワクチンの接種にはリスクがります。
そのための技術革新が続けられてきたのです。
いま注目されているのが『点鼻スプレー型』のインフルエンザワクチン『フルミスト(4価経鼻インフルエンザ生ワクチン)』です。
フルミストの接種方法は、注射ワクチンとは異なり、鼻に2回スプレーするだけ。
接種方法が簡便なため、すでに欧米では主流のワクチンなのです。
また、その効果は、約1年も維持されます。
したがって、この冬に備えて、今の時期からの早期接種も可能でしょう。
これはワクチン接種のパラダイムシフトです!
鼻スプレーのワクチンができない7のパターン
ただし、次の項目に当てはまる人は接種の対象外となります。
- 2歳未満、50歳以上の人
- いま喘鳴がある人
- ギラン・バレー症候群の経験がある人
- 糖尿病の人
- 妊娠中または2歳以下のお子さんに授乳中の女性
- タミフルなどインフルエンザの薬を服用中の人
- 白血病またはその疾患と同居している人
また、ワクチンは人体の免疫機構を利用しているため、免疫機能ができあがっていない乳児や、免疫機能が低下している高齢者や病者は避ける必要があるでしょう。
このフロミストは、日本ではまだ保険適応外のため自費診療になります。
1回のワクチン接種費用は1万円前後。
接種方法は簡便だが、通常に比べるとやや高額となります。
ワクチンを接種はあなただけの問題ではありません

そもそもワクチンは健康な状態のときに接種するもの。
したがって、なかなか普段はワクチン接種の必要性を感じにくいものです。
正直言って、面倒くさいと思っている人も多いでしょう。
過去にインフルエンザに感染して、つらい体験をした人でないかぎり、積極的にワクチン接種をしたいと思うことはないのかもしれませんね。
そのため、毎年、冬が近づくと『インフルエンザワクチンを受けましょう』というキャンペーンが繰り返されているわけですね。
しかし、ワクチンを接種したら、インフルエンザにまったくかからないのでしょうか?
そんなことはありませんね。
感染しても発症しない、または重症化しない、それが接種の目的です。
そしてあなた自身だけでなく、あなたの身近な人たち、さらには社会全体をインフルエンザウィルスから守るために、ワクチンは存在するのです。
インフルエンザワクチンを製造しているメーカの出荷自粛問題が何とか決着を見ました。
しかし、ワクチン供給は本当に大丈夫なのでしょうか?
接種するときに、個人的な観点でリスクとコストを天秤にかけることはもちろん、社会全体のリスクとコストについても考えてみてはいかがでしょうか?
まとめ

最新のワクチン接種の方法が登場していますが、あなたならどうしますか?
注射が嫌いという方には朗報ですが、一般的なお値段とはかけ離れていますね。
しかし、需要があれば生産が高まり値段は下がっていくのではないでしょうか。
また、このようにして新しい技術やワクチンといった新薬が開発されていくことは今後も続いていくと思います。
その時あなたは、そういった進歩に置いて行かれないようにしていく必要があるのではないでしょうか?
そう、あなたのためだけではなく、あなたの大切な人のためにも。
鼻スプレーで簡単にワクチンの効果ができるなんて、それを使ってインフルエンザ対策をしてみたいと思います。いくらなんだろう?