健康効果抜群のしそジュース。
しそジュースは『夏バテ予防』『ダイエット』に効果があることをあなたは知っていますか?
しそジュースってあまり聞き慣れないかもしれませんが、暑い日でもサッパリして美味しいしそジュースは『栄養価が高く』、ダイエット食品として注目もされている食材です。
どんな効果があるかを学び、好みのしそジュースを作って楽しみましょう。
しそジュースは簡単に作れてとっても爽やかな美味しさなのに、ダイエット効果・美肌効果・夏バテ予防など美容にも健康にも良いことがいっぱいです。
今回は5つの素敵なしそジュース効果と、簡単しそジュースレシピをご紹介します。
お好きなところからどうぞ
しそについて

シソ科シソ属の植物
しそ(紫蘇)はシソ科シソ属の植物で古くから薬膳料理に利用されてきた『日本のハーブ』です。
仏教医学の古い文献には、食欲不振や病気で苦しむ僧たちにお釈迦様が紫蘇の実を粉末にして処方したと記されているそうです。
しその種類
シソにはいろいろな種類がありますが、ざっくりと『赤しそ』『青しそ(大葉)』に分けることができます。
含まれている成分はほぼ同じですが、青しそは『βカロテン』が多く、赤しそは『ロズマリン酸』が多く含まれます。
また、赤い色素の抗酸化成分アントシアニンは赤しそだけが持っています。
教えて!しそにはどんな栄養素が含まれているの?

βカロテン
緑黄色野菜に多く含まれる抗酸化成分です。
ビタミンAとして働く他、皮膚や粘膜を健康に保ち、『美肌効果』『目の健康』にも役立つ成分です。
βカロテンは、『青しそ』に多く含まれます。
ロズマリン酸ロズマリン酸はシソに含まれるポリフェノールの一種です。
糖の吸収抑制効果、抗菌・抗ウイルス、『アレルギー症状の抑制』などに効果があると言われる成分です。
ロズマリン酸は赤しそに多く含まれる成分です。
アントシアニン
アントシアニンは、赤い色素成分に含まれるポリフェノールで、高い抗酸化作用があります。
老化や病気のもとになる活性酸素を除去し、『アンチエイジング』『生活習慣病の予防』に効果があるとされています。
アントシアニンは青しそにはなく、赤しそだけに含まれる成分です。
ペリルアルデヒド
ペリルアルデヒドと呼ばれる精油成分は、シソ特有の香り成分です。
細菌類の繁殖を抑制する『抗菌作用・消臭作用』『鎮痛・鎮静作用』があるそうです。
ルテオリン
ルテオリンは『免疫強化作用』があり、抗酸化、抗がん、抗アレルギー作用を持つ機能性成分です。
しそジュース5つの素敵な効果とは

しそジュースは、しその葉とクエン酸または酢を使って作ります。
シソの栄養素と酸による相乗効果が期待できます。
①ダイエット効果
シソの中でも赤しそに多く含まれているロズマリン酸は、食べた炭水化物が分解されるのを阻害して糖の吸収を抑制します。
血糖値が上がるのを抑制して体脂肪を溜め込みにくくしてくれます。
ロズマリン酸は同時に摂取した炭水化物に対して効果があるので、しそジュースは食事と一緒か食後すぐに飲むのが『ダイエット』にはいいと思います。
ロズマリン酸が脂肪の蓄積を抑制する一方、クエン酸や酢の主成分酢酸には代謝をアップして脂肪燃焼を活発にする働きが期待できます。
またシソに含まれるカリウムには『利尿作用』があり、余分な塩分を水分と一緒に排出してくれます。
さらには、むくみをも解消して、水太りを予防してくれます。
②疲労回復効果
お酢やクエン酸には乳酸を抑える働きがあり『疲労回復に効果がある』と言われています。
またエネルギーを作り出すクエン酸回路が活性化することで身体の調子があがり、疲労感を軽減するそうです。
③殺菌効果
シソの香り成分ペリルアルデヒドは細菌類の繁殖を抑制する抗菌作用があり、『食中毒を予防する』働きが期待できます。
刺し身に青じそが添えられているのは魚の生臭さを消したり抗菌のためもあるのです。
身体へも抗菌効果を発揮し、漢方で風邪の特効薬として利用されているそうです。
④花粉症・アレルギー症状の改善
シソの栄養素ルテオリンには『免疫強化作用』があります。
抗アレルギー、抗炎症効果でアレルギー症状を緩和してくれるそうです。
⑤美肌効果
赤しそのポリフェノール、アントシアニンには強い抗酸化作用があります。
紫外線やストレスなどで体内に発生する活性酸素を除去して、身体の老化やしみ・しわ・たるみなどの肌老化を予防してくれます。
活性酸素が取り除かれて細胞が元気になることで皮脂のバランスもよくなります。
ニキビや皮脂テカにもいいそうです。
またβカロテンは皮膚や粘膜の健康を保ち『美肌』に貢献します。
このようにしそジュースには他にも多くの栄養素が含まれていて、
安眠の効果や貧血の予防などにも使われたりします。
しそジュースのレシピ

材料1:クエン酸の赤しそジュース
はなまるマーケットで紹介された人気の赤しそジュースのレシピです。
甘くて飲みやすいしそジュースです。しそジュースの味を楽しみたい人向けです。
冷蔵庫で1年間保存可能です。
- 水 2リットル
- 赤しそ 400g
- 三温糖またはきび砂糖 500g~1kg
- クエン酸 25~30g(レモン果汁or酢 50ccで代用可)
材料2:お酢の赤しそジュース
お酢の健康効果をしっかり摂るためのシソ酢ジュースのレシピです。
酸っぱい赤紫蘇ジュースが出来上がります。
成分が濃いので『美容・健康効果』を重視するならこちらのレシピがお勧めです。
ダイエットには三温糖の替わりにカロリーゼロの甘味料を使うのもお勧めです。
お砂糖が少なめなので保存可能期間は短くなります。
作りたては酢がキツいですが2日ほどでまろやかな酸味に変わります。
リンゴ酢で作るとマイルドなしそジュースが作れます。
- 水 1リットル
- 赤しそ 400g
- 酢 180cc~200cc
- 三温糖 40g
作り方
- しその葉をよく洗ったら水分を切っておきます。
- 水を沸騰させてしそを入れたら3,4分煮ます。
- ボウルの上にザルや布ふきんを置いてこします。
- しそエキスの入ったボウルにクエン酸と砂糖を入れて混ぜます。
- 常温になるまで冷ましておきます。
- 空のペットボトルや容器などに移して出来上がりです。
水や炭酸で3~4倍に割ると美味しく飲めます。
砂糖はお好みで増やしたり減らしたりして自分の好きな甘さにしてください。
基本の飲み方
しそジュースはお水や炭酸で好みの濃さにして飲みます。
牛乳や豆乳で割るとヨーグルト風味になって美味しいです。
ダイエット目的ならシソ酢タイプの赤しそジュースを毎食後に飲みましょう。
アレンジ方法など
- 焼酎やマッコリなどお酒で割るのも合います。
- 甘いしそジュースはかき氷のシロップとしても使えます。
- お砂糖がしっかり入っているタイプなら冷凍してもガチガチに固まらないので、しそジュースを凍らせてミキサーでガーッと混ぜればシャーベットになります。
- コーラ割りもフレーバーコーラ風になって美味しいそうです。
- ゼリーにすると綺麗な色でさわやかなスイーツになります。
自分なりのアレンジレシピを考えるのも楽しいですね。
しそジュースを保存する方法

しそジュースは一度作ってしまえば薄めてたくさん飲むことが出来ますよね。
そして、その気になる保存方法は・・・
『冷蔵庫で保存するだけ』それだけです。
長期保存したい場合は『冷凍』することも出来ます。
製氷皿などで凍らせてジップロックなどに入れておけば、
1回分くらいずつ冷凍することができるので、便利でおすすめです。
まとめ

今回はしそジュース効果や簡単に出来るしそジュースのレシピについてご紹介しました。
『しそジュース』はダイエット効果、夏バテ予防そして疲労回復もサポートしてくれるのですね。
簡単に作れるので、是非作って家族で飲んでくださいね。
家が田舎にあるので、近所の方からしそジュースを貰って飲んだ事があります。とっても美味しいですね!
しそを使った食べ物では梅干しがありますね。ジュースにしても美味しいですよね、飲んだ事あります。なすと一緒に油いためにしても美味しいです!