季節の中で、最もカラダの悩みを抱えやすいのが夏ではないでしょうか?
自律神経失調症になった場合、夏でも最適な治し方があるのか気になりますよね。
そこで、自律神経失調症における夏の過ごし方、注意点、改善ポイントや治し方をまとめました。
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【自律神経失調症】夏になると悪化する?現れる症状と対策とは

夏になると自律神経失調症の症状が悪化しやすくなります。
その理由というのは、環境の変化です。
夏になると現れやすい症状が
- めまい
- 夏バテ
- 熱中症、脱水症状
- 頭痛、吐き気、腹痛
- 食欲不振
などです。
この中でも1番に注意してほしい点は『脱水症状』です。
それは、脱水症状からめまいや頭痛などの症状が出てきて、熱中症になってしまう…という悪循環を秘めているからです。
人は、『喉が乾いた』と思った時点で体の中が水分を欲しがっている状態、つまり脱水状態なのです。
早い人はこの時点で頭痛に襲われたりフラつき、めまいが起こったりします。
自律神経失調症の症状に加え、夏特有の症状が合わさると本当にキツイです・・・
そうならないためにも、水分は小まめに摂りましょう!
「小まめ」と言っても、人によって捉え方は様々です。
ここで言う「小まめ」は、15~20分に1回は水分補給をして下さい。
その時、キンキンに冷えた飲み物はNGです!
理由としては、体が急に冷えて腸に急激な負担がかかってしまうからです。
腸が冷えると、血の巡りが悪くなります。
スムーズに循環しなくなるのです。
そうなってしまうと、あらゆる体の中の機能が低下します。低下すると自律神経失調症の症状を悪化させてしまう事になりかねません。
さらに、もともとアレルギー体質の人は免疫低下が考えられます。
アレルギーが特に無い人でも、風邪を引きやすくなったり、下痢や腹痛などの辛い症状を引き起こしてしまう可能性が上がるのです。
ですから、小まめに飲み物を飲む時は常温の水、ノンカフェインのお茶を飲むことが大切です。
なぜ『ノンカフェイン』かと言うと、カフェインは体の中の水分もまとめて尿から排出してしまうのです。
緑茶によっては珈琲よりカフェインが多く含まれているので、夏にあまりガブ飲みする事はおすすめしません。
全く飲むなというわけではありません。
ですが、カフェインを大量に飲むことでトイレが近くなってしまい、脱水症状を起こしやすいという点は覚えておいて下さい。
夏に症状を悪化させる3つの原因と対策
室内温度

夏になると夜中でも暑苦しいので、神経のバランスが崩れやすくなります。
おすすめなポイントとして『クーラーは28度にしましょう』というとをお伝えします!
人間の体に負担がかからない温度がこの28度といことなのです。
湿度

また、扇風機を使用する場合も気をつけて欲しいことがあります。
ジメジメしていると湿度が高いという証拠なので脱水症状や熱中症になりやすいのです。
熱中症から体を守るために、体の芯にこもった熱をうまく排出してくれる素晴らしい機能があります。
その機能の働きをジャマするのが『湿気』です。
実は、湿度が60パーセント以上ある場合は、体の機能をうまく働かせてくれないのです。
すると体の中から熱が出しきれず体温が高くなり水分不足が発生してしまう、というわけです。
睡眠

睡眠がどんなに短くても、睡眠中に水分を飲む事はできません。
ですから、寝る前にコップ1杯の常温水を飲むことで血液をサラサラにして良い循環にしてくれます。
そして、脳を循環する血液も流れが良くなるので頭がスッキリしたり、楽に朝起きれるようになるのです。
夏は水分補給と共に、室温と湿度には注意を払いましょうね。
【治し方】食欲不振になったら・・・原因や対処法は?

出典:mamanoko.jp
自律神経失調症の方の症状の一つとして『食欲がなくなる』なんて方も少なくありません。
ただでさえ食欲が無いのに、夏になると尚更食べる気が無くなり、症状が悪化してしまうケースも珍しくありません。
自律神経健康を維持している交感神経、副交感神経が乱れてしまう原因としては、
- 昼夜逆転の生活
- 家庭
- 職場
- 人間関係
これらのストレスなどが原因だったりして身体から『SOS』が出ます。
つまり体調不良が表れるのです。
その一つに食欲不振がありますね。
- 『食べなきゃいけない事は理解している…』
- 『でも食べたいという感情が沸かない…』
- 『食べ物を見ただけで食欲が失せる…』
そんな場合にむりやり口をあけて食べ物を流し込もうとしても、内臓に負担をかけてしまうだけです。
では、いったいどうしたらいいのか?
『お腹がすいたら少しの量を、ゆっくり噛んで飲み込む』
これだけで大丈夫です。
それが例え、ひとくちしか入らなくても良いので安心して下さい。
体は正直です。拒否をしているのに無理に食べる必要はありません。
胃の調子が悪いなと判断するためのポイントは
- お腹が張っている感じがする
- 食べ物を摂取する時、喉につまずく感じがする
- 胃がモヤモヤしている、重苦しい
- やけにゲップが出る
- お腹が空かない
これらの症状があれば、胃に活力が無いので、無理に胃へ送ると消化不良になってしまい、悪化させる恐れがあります。
睡眠をしっかりとり、体と心を休ませながら、内臓も休ませてあげましょう。
その後に充分な睡眠を取ることです。
まずは、心をリラックスさせる事を優先してください。
深呼吸をしたり、癒される音楽を聞いたり、少しでも気分転換になれる環境に身を置く事です。
すると、脳が落ち着いていきます。
心から安定すると筋肉の緊張感も程よく緩和されます。
その状態で睡眠を取ると、いつもより長時間寝れる確率がアップするのです。
ストレスがある状態でいきなり寝ようとするから逆に寝れなくなります。
まずは、『心と体をリラックスさせる』そのあとに寝る準備をすることが大切です。
仮眠を多くとることで、内臓をゆっくり休ませる事が出来ます。
食欲が出てくる!おすすめの方法がこちら

出典:anorexia.nanapipi.com
クエン酸を摂りましょう!
レモンや梅を食べた時、『すっぱい!』と感じますよね?あの正体はクエン酸です。
クエン酸には疲労回復、食欲増進の効果があります。
その他にクエン酸が入っている食材はこちらです
- 酢
- あんず
- パイナップル
- トマト
- キウイ
- ライム
- いちご
- グレープフルーツ
- みかん
- オレンジ
グレープフルーツ、オレンジ、みかんは2分の1個食べれば充分なクエン酸が摂れます。
ライムやレモンなどはそのまま食べるのは厳しいので、炭酸水に絞って混ぜると飲みやすいですよ。
梅干は1日に4個以下で構いません。
4個一気に食べると、それこそ胃に負担がかかるので、まずは少しずつ、食べれる量から始めてみて下さい。
まとめ

いかがでしたか?
夏になると起こりやすい症状をまとめました。
自律神経失調症の辛い症状を治すまでにも、あなたのペースがあります。
夏に来るであろう、苦しい思いを軽減するためお役に立てれば幸いです。
自律神経失調症に悩んでいる方は意外と多いですね。夏は暑さでクタクタだったからだの疲れで、どうしても秋口に体調を保つのが大変になることはありますね。