『カビが発生しない浴室』
とかいったお風呂場ができたら絶対にリフォームするのに…
などと毎回くだらない事を考えながらせっせとお風呂掃除をする日々ですが、
いかがお過ごしでしょうか!?
どれだけカビが発生しないように、と気を遣ってこまめに掃除をしていても、
ウチのお風呂場がそんなに好きなのか、いつの間にかあちらこちらにカビがぽつぽつと…。
一発除菌の例のカビ取り剤を使えば一撃ですが、
どうにもあの塩素のにおいが『危険!』というオーラをかもし出しています。
いえ実際に危険なのですが。
そういえば、昔の人は『重曹』を利用して掃除をしていた、
という話を聞きました。
料理で使用するあの『重曹!?』と思い、実際に調べて検証してみたいと思います。
しぶといカビに、『重曹』がどこまで効くのか!?
重曹での掃除に興味がある人、必見です!!
お好きなところからどうぞ
重曹でカビ取り!やり方5step

出典:https://healthheadline.net/wp-content/uploads/2016/12/baking-soda-768950_960_720-e1480544729540.jpg
調べてみたところ、重曹でカビ落としをする際に、お酢を使用するとさらに効果がアップするとか。
確かにあのすっぱい匂いが、殺菌の役目を果たしてくれそうな感じですよね。
掃除の方法を調べると、まずお酢の殺菌力でカビ菌をやっつけて、それから重曹を使用して、カビが嫌いな弱アルカリ性でトドメを…といった所でしょうか。
1.お酢をボトルに入れてスプレー
2.スプレーをかけた後に重曹をふりかける
3.もう一度お酢スプレー
4. 2時間ほど放っておく
5.スポンジでこすり洗いした後、洗い流す
こういった流れのようです。
用意するものは
・重曹
・お酢
・キッチンペーパー
この3点。
では早速、挑戦してみましょう。
重曹+お酢で掃除実験!落ちそうなトコロは…?

出典:https://healthheadline.net/wp-content/uploads/2016/12/shower-670254_960_720-e1480545581180.jpg
一丁やってみましょう、お風呂掃除。
最初はどこからやってやろうか、と浴室を見渡してみましたら、絶好なトコロがありました。
浴槽のパッキンやシャワーホースといったゴム系、ビニール系の素材です。
こういった場所は、一度カビが付着してしまったらなかなか取ることができませんよね。
ここからやっつけてみましょう。
お酢スプレーはお酢と水を1:2の割合で作ってボトルに入れ、シュッとスプレーします。
少しだけ水を混ぜてペースト状にした重曹を、スプレーした場所に塗りつけて、その上からキッチンペーパーでパックして『重曹パック』にします。
この状態で2時間ほど放置しておきます。
2時間後、どれどれ、どの位カビが取れてるんだ?
とわくわくしながらキッチンペーパーをはがしていきます。
じゃじゃーん!
う、う〜ん…。微妙…。
何となく薄くなった?
といった気はしますが、あまり大きな変化は見えなくて少々がっかり…でした。
スポンジでこすってみたら少し落ちたような気がしますが、このカビを完全に落とすには、数回の重曹パックが必要かもしれません。
パッキンも同様で、目立つような効果は現れませんでした。
結論:しぶといカビには一度の重曹パックでは落ちません!
注意点ですが、重曹+お酢で掃除した後に、『落ちない!』と思ってすぐに塩素系のカビ取りを使用してはいけません。
【危険】お酢の成分が反応して有毒ガスが発生
お酢と重曹で掃除をした後、塩素系の漂白剤を使用したい場合は最低でも1週間ほど時間をおいて、酢の成分がなくなってから使用するようにしましょう。
塩素系を使用しないでカビ取りをしたい場合は、酸素系漂白剤と粉石けんを1:1の割合でぬるま湯に溶かしてペースト状にして、もう一度チャレンジしましょう。
重曹を使用したときと同様に、塗ってキッチンペーパーでパックして
数時間後にはがしてこすり洗いをします。
キッチンペーパーの代わりにラップを使用しても構いませんし、
寝る前にパックをして、翌朝落とすようにすると、さらに効果アップが期待できます。
どちらかというと、年月が経ってしまったカビには
酸素系漂白剤と粉石けんでのパックの方が良いかもしれません。
タイルの目地には重曹とお酢が効き目アリ!

せっかくの重曹とお酢について勉強したのに、効果がないなんてつまらない!
と調べてみたところ、
タイルの目地に重曹とお酢で掃除をすると効果があるそうです。
そうと聞いたら話は早い。
早速やってみたところ…。
おお、落ちました! 完璧!!
という訳にはいきませんでしたが…
7〜8割くらいは落ちています!
方法ですが、
以下のようなやり方で試してみて下さい。
- ・先ほどと同じ割合で割ったお酢スプレーを吹きかけて歯ブラシなどでこする
- ・重曹の粉末を歯ブラシに取り、ごしごしこする
- ・2時間ほど放っておく
- ・水洗いで完了
重曹とお酢でお風呂掃除をする際の注意点

重曹もお酢も口に入れる食品なので安全性が高いと思われがちですが、少しだけ注意したい点もありますので、紹介します。
それは、
『重曹には研磨作用がありますので力を入れてこすると、柔らかい素材には傷が入る可能性があります。』
ということ。
できてしまった傷からカビが入り込む事もありますので、ヒノキや大理石のような傷が入りやすい素材には使用しないようにしておきましょう。
重曹は工業用の研磨剤は粒子が粗いため避けるようにして、食品用を使用するようにして下さい。
お酢を使う際は、『穀物酢』を使用して下さい。
米酢やすし酢はうまみ成分が配合されているため、逆にカビにエサを与えてしまうようなものですので、使用しないようにして下さい。
掃除用でしたら100均などで販売されている穀物酢がコストパフォーマンスも良いでしょう。
また人工大理石にお酢を使用すると、素材が変質してしまいますので、使用を控えるようにして下さい。
注意点としては、こだわり素材のお風呂に重曹やお酢は使用しない方が賢明という事です。
カビ取りは重曹とお酢の使い所が重要

重曹とお酢を使用したお風呂のカビ取り方法について紹介しました。
お風呂のタイルや、発生してすぐのカビには重曹とお酢が効果的ですので、ぜひ試してみて下さい。
時間が経ってしまったカビやゴム系の素材には、ちょっと不向きかもしれませんので、やはり塩素系のカビ取り剤が便利かな!?
と思えます。
また『重曹+お酢』は時間がかかるという事もデメリットのひとつ。
時間をかけても安全を取りたい、
という人は『重曹+お酢』でお風呂掃除をしてみて下さいね。
TOKIOのテレビ番組で城島茂が紹介していたのも重曹でした。私も使ってみましたが、そこそこは取れていましたね。お酢は使いませんでした。