あなたはデータ通信についてどのくらい知っていますか?
ちょっと複雑な部分もあるので、あまり深くは知らないけど、なんとなくその言葉や単語って聞いたことあるのではないでしょうか。
最近よく耳にするようになった『4G』と『5G』。
最近はほとんどの人が常にスマホを眺めていますよね。
スマホ関係のワードであることは分かっていても、具体的に何?って思いませんか?
少し前には4G!ともてはやされていたのに、今度は5G!
一体何なんですか?5Gって。4Gとの違いは何なのですか!?
4Gから5Gになったらどんな恩恵があるんでしょう?
これから先主流になるであろう通信システム『5G』とはどのようなものなのでしょうか?
より分かりやすくまとめてみました。
お好きなところからどうぞ
そもそも「G」って何?

知らない間に出てきて、知らない間にちまたに定着した4Gや5Gの「G」という言葉ですが、
これは「Generetion(世代)」ってことです。:通信システムの略称。
通信システムの成長を表している言葉で、分かりやすく表にすると以下のような感じになります。
~1990年代 | 1G
(第1世代 移動通信規格) |
アナログの時代
(携帯電話普及前) |
1990年代 | 2G
(第2世代 移動通信規格) |
通話のみの
携帯電話が普及した時代 |
2000年代 | 3G
(第3世代 移動通信規格) |
メールやネットができる
携帯電話が普及した時代 |
2010年~ | 3.9G(LTE)
(第3.9世代 移動通信規格) |
スマホが普及した時代 |
2010年~ | 4G
(第4世代 移動通信規格) |
スマホや
タブレット当たり前時代 |
2020年~ | 5G
(第5世代 移動通信規格) |
IoTが実現する
ヤバい時代 |
こうやって見ていくと、つい15年前くらいはモノクロ画面のガラケーでメールができたことで感激していたのに、
たった十数年でこの成長っぷり。ほんとにすごいですね。
【4Gと5G】知っておきたい3つの違い

今主流の4Gと、これから取って代わるであろう5Gには、このような違いがあります。
- 4Gより5Gの方が通信速度が数十倍~100倍くらい早い
- 4Gより5Gの方が回線につながる状態が安定する(スピードダウンしない)
- 4Gより5Gの方がいろんな機器がネットにつながることができる
簡単に言うとこんな感じです!
それぞれもうちょっと詳しく説明します。
4G、5Gで使用される無線電波(周波数帯)の特徴
- 4G:主に2.4GHz帯域の周波数の電波を使用。(最近は3.9GHzもありますが、、)
- 5G:主に5GHz帯域の周波数の電波を使用。
わかりやすく言うと、GHz帯はアマチュア無線などで使われる電波の約100万倍程度の速さの電波なんです。
それだけ早くなる分、より多くのユーザーが同時に大量のデータのやりとりが可能になります。
現在の4Gで使われてる電波もとてつもなく早いのに、5Gときたら、さらに倍じゃないですか!
これ、簡単にいえば、さらに約数千倍の速さになるという事なんです。
その分、非常に繋がりやすく安定 しています。なので、2.4GHzと比較して、より高速そして大容量の通信 が、
可能になります。従って画像もばっちり!という訳です。
もっと具体的に言えば、データを一度に送れる能力が約千倍になるという事なんです!つまりその分、
混雑も緩和されやすいという結果になるのでしょうね。
ネット閲覧がめっちゃくちゃ速くなる!
今の4Gのように、5Gが身近な通信システムになると、ネット閲覧が今よりもサックサクできるようになるんです。
具体的な例を出すと、画像が15枚くらい貼られているサイトを閲覧する場合、今の4Gでは表示されるまでに4秒くらいかかります。
それが5Gでは1秒未満!
もう一瞬にしてパッと出てきちゃうんです。
想像しただけでも快適過ぎる環境ですね・・・。待ってるいらいらがなくなってくるんですね。(^^)
画像もですが、もっとデータ量が大きくて通信速度が落ち気味になる動画もサクサクの世界です。
外出先でYoutubeを見ている途中に、データの取得が追いつかずに途中で止まる。。。。
なんてこともなくなるのでしょう。
画質が良すぎて毛穴の奥まで見えるであろう、女優さん泣かせの4K映像も、スマホやタブレットでサクサク見れちゃう時代になります。データのダウンロードなんかも一瞬でしょうね。
急な速度低下がなくなる!?
4G回線でネットを使用しているときに、急に速度がダウンした覚えはありませんか?
あれ、回線がすっごく混んでる状態なんですよね。
周辺にいる人たちがいっぺんにスマホを使っちゃうときに起こる現象です。
4Gで使われてる電波は、今では混雑していると言われる周波数帯なんです。
スマートフォンやノートPCのWi-Fiだけではなく、Bluetoothも利用しています。
また、コードレス電話、などにも機器でも使われています。おまけに電子レンジにも。。。。
お昼休みでみんなスマホを触りだす時間帯とか、地下鉄や電車に乗っているとき、連休中の高速道路のサービスエリアなどでよくありますよね。
それが5Gでは解消されるとのこと!
2.4GHz・5GHzの電波を使い分ける!
ちなみに、現在の4Gで使っている電波(2.4GHz)にも長所があります。
壁や床などの障害物に強く、電波が遠くまで届きやすいんです。
つまり、利用する環境により、2.4GHzの電波を使うほうが、安定し速度が出る事もあるらしいのです。
これからの5Gへの展開では、いろんな周波数の回線を用意することで、データのやり取りの順番待ち状態を解消させていく方向性もあるのだそうですよ。
私たち、待ち時間ギライの現在人にとって、快適以外の何ものでもない・・・!
ある意味快感かもしれませんね!
【驚愕】モノが勝手にネットにつながる時代へ

今これほどまでに5Gの整備が急がれている理由は、「IoT」を実現をするため。
IoTっていうのは『Internet of Things』の略で、直訳すると『モノのインターネット』です。
これだけ聞いてもよく分からないので、いろいろ調べてみましたら、どうやらスゴイ時代がやって来そうですよ。
今までネットにつながってこなかった「モノ」、パソコンやスマホ、タブレット以外のあらゆる「モノ」が、勝手にネットにつながる時代がやってくるんです!
それに伴って、当然データのやり取り量が思いっきり増えます。
それに対応するために5Gへの整備が進められているんですね。
今の4Gではこのデータ量に耐えられないってことですね。
では、これからネットにつながるであろう「モノ」って例えばどんなものでしょうか?
- 家具・家電
- ペット
- 自動車・電車
- 高速道路等の信号機
- お店
- 家の鍵・傘・バッグ
などなど、とにかく身の回りの全てのものにセンサーが付き、そのセンサーから発する情報が、ネットを介してメガネ型端末とか腕時計型端末に自動で送られてくる・・・といったことが可能になるらしいです。
出かける際に「カギはここですよ」と端末がカギの場所を教えてくれたり、ペットの犬の鳴き声が自動翻訳されて「お腹すいた~」とTwitterみたいな感じで流れてきたり、
友人、恋人と行こうとしているお店の混雑状況が事前にわかったり、車の自動運転を制御したり。。。。
近い未来(目標は2020年代)5Gを使ってできるようになるんですって!すごい。。。
しかも、スマホやPCを確認することなく、勝手に良いタイミングで情報が流れてくるそうです。
まるで、子供の頃見たロボットマンガの世界ですね。
こんな感じで、4Gと5Gでは、通信速度や扱えるデータの量、実現できる未来に大きな違いがあるんですよ。
まとめ

最後におさらい。
4Gと5Gの違いを再度、分かりやすくまとめてみました。
4Gより5Gの方が通信速度が数十倍~100倍くらい早い(なかなか表示されなくてイライラ・・・が解消される!)
4Gより5Gの方が回線につながる状態がさらに安定する(急にスピードダウンしない)
4Gより5Gの方がいろんな機器がネットにつながることができる。
(自動でいろんな情報が取得できる時代にマッチした回線)
何でもそうですが、ものができてから発展するのは「より早く・より簡単に・より便利に」の方向です。
4Gから5Gへ変わっていくのも、同じ流れですよね。
ここから思うのが、多くの人が無意識に「快」を求め、「時間の貴重さ」を感じながら暮らしているんだな~
ということですね。(もちろん私もそうですが)
「もっとこんなことがしたい!?」のアイデアを叶えるために、これからも、急成長を遂げていくんですね。
まだまだ長生きしていけば、宇宙旅行先から携帯で家族に電話、なんてあり得るんでしょうね!!
次世代のめっちゃ速くて快適な通信回線5Gがどのようなものなのか、今から楽しみです!
4Gと5Gと聞いてGとはギガバイトだと勘違いしましたが、Generetion(世代)ということですか?1つ上がるだけで速度が速くなるのですね。