『お子さんには、鉛筆を持たせましょう。』
最近は、小学校からの『入学のしおり』に、そんなことが書いてあるらしい。。。
私が小学校の頃は、まだシャーペンは子供にはとても手が届かない、そう、、大人の文具でしたね。
当然、みんな持ってくる物は鉛筆。。。
たまに、裕福な同級生が、持っていると、もう大騒ぎだったかな?
今は小学生でも、シャーペンを持っていますね。。。
それが今はわざわざ小学校のしおりにまで、鉛筆をもたせろと書かれいるという事は、おそらくそれなりの禁止の理由があるんでしょうね。きっと。。。
『シャーペン1~2本とその芯に変えたら、筆箱のサイズも小さくて済むじゃん!』
『ランドセルのスペースに余裕が出るでしょう?』
そんな事を言うママさんもいらっしゃるでしょうね。
今の小学校はシャーペン禁止が当たり前な雰囲気が強いと聞きます。
それって一体なんででしょうね?
小学校のシャーペン禁止の理由について、いっしょに考えてみませんか?
お好きなところからどうぞ
鉛筆とシャープペンシルの違いってなんでしょう?

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シャープペンシルが小学校ではダメな理由を考える前に、ちょっと確認をしましょう。
まずは鉛筆とシャープペンシルの長所、欠点、違いをあらためて、比較してみましょうね。
小学校のシャーペン禁止の理由を考えるうえでいい参考になるかも知れません。
鉛筆の良い点
- 芯がやわらかく文字が書きやすい。
- 濃淡が自由自在。
- 削り方で芯の太さを変えられる。
- 正しいペンの持ち方が身につく。
- 安価で手に入る。
鉛筆の悪い点
- 芯が短くなると削らなければならない。
- 削ると短くなって持ちにくい。
シャープペンシルの良い点
- デザインが豊富。
- 芯を入れ替えれば長く使える。
シャープペンシルの悪い点
- 芯が細く余計な力がいる。
- 紙に引っかかってしまい文字が書きにくい。
- 慣れないと芯がすぐに折れてしまう。
鉛筆の芯とシャープペンシルの芯の違い
鉛筆の芯とシャープペンシルの芯はどちらも黒鉛を原材料としています。
でも、そこに混ぜられているものが違います。
鉛筆は粘土、シャープペンシルにはポリマーというプラスチックに似た素材が混ぜられています。
ですから、同じHBの芯でも、芯のやわらかさと書き味には当然違いが出てくるのです。
という事は、鉛筆の芯のほうが、やわらかく粘りがある、シャープペンシルの芯は堅いとう事になりますね。
また、芯に粘りがるという事は、折れにくい。芯が固いと折れやすい。という事も言えるでしょうか?
鉛筆と、シャープペンシルは、それぞれに特徴がありますね。
それからすると、小学校の習字や図画工作には、どちらかというと鉛筆のほうがよいという事でしょうか?
まあ、それ以外の授業では、鉛筆でもシャープペンシルでもどちらでもいいような気もしますね。
さあ、一緒に考えていきましょうか?。。。
理由その1:遊んでしまう

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『小学校でシャーペンが禁止の理由。』
まず真っ先に思い浮かぶのが、授業中に遊ぶから。。。でしょうか?
私が小学校の頃も、よく文具をおもちゃにしてました。はい。汗。。。
- やたらカチカチ分解する。
- 芯を長くした状態でまともに書ける限界を探す。
- 替え芯を消しゴムに突き刺して謎の生命体を作る。
主に低学年男子をイメージして例を挙げましたが、小学生の脳みその柔らかさなら、もっと、いろいろな遊びを、生み出すでしょうね・・・!
鉛筆だったら芯の長さに自由は効かないし、カチカチすることもない。
という事は、遊ばない分、授業の時に先生の話を聞かざる負えない。。。汗
理由その2:無駄なカースト制度防止w

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特に小中学校って、独特の雰囲気がありますよね。
何かが流行りだすと、その流行りに乗れない者は微妙に仲間はずれにされたりもしますね。
例えば、こんな事もありましたね。(身に覚えありませんか?)
- ねりけし持ってないの?マジで?
- ジャージの裾、長くしないの?ダサくない?
シャーペンもその範囲にきっと入ってくるでしょうね。
ある『型』のシャーペンが何かのきっかけで流行れば、それを持っていないとなんとなく輪に入りにくい。
そんな気持ちになる児童が出てきますよね。
集団生活の怖さといったところですね。
そんな謎のムダなカースト制度を防ぐには、どこのメーカー製でもさほど変わらない鉛筆の方がいいよね!
ということも考えられますね。。どうでしょうか?
理由その3:昔からの風習

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『昔からそうだから』という理由が、一番しっくりくる気がしますね。
昔決まったことをずーっと続けているけれど、特に問題は起きてないから、
今年もそれでいきましょう!という流れでしょうか。。。。
調べてみると、シャーペンが一般的になったのは1960年くらいですかね。
その当時は、とても高価なものだったらしい。まだ、大人の文具扱い。。。
そんな高価なものは小学生には向いてない!という声があったり、
持ってきたシャーペンが盗難にあったら面倒なことになるという理由で、禁止にした小学校も有ったようです。
『シャーペンは贅沢品だから禁止』という価値観が、形だけ残って今、も続いている・・・というもの有りでしょうね。
理由その4:書くときのコントロールのしやすさ

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鉛筆とシャープペンシルの下記心地の違いは下記のようになります。
・鉛筆は、どの方向に線を引くにも割と抵抗感がないです。
・シャープペンシルは、斜め上にシュッと『はらう』ときにやや抵抗感を感じます。
芯の堅さの違いで、こんなにも書き心地が違ってきますよね。
鉛筆の芯の濃さにもよるけど、シャーペンの方がどことなく『硬い』書き心地がありますよね。
学校シャープペンシルよりも『鉛筆』を勧める理由
文字や絵を書き始めるお子様は、鉛筆を使うことで書くときの力加減やペンの持ち方を学ぶと言われています。
『習字』という面から見ると、鉛筆のほうがシャープペンシルよりもずっと優れていると学校は考えているようです。
文字を書き始めたばっかりの低学年の子供には、細くて芯の堅いシャーペンは、書きにくく感じるんでしょうね。
きっと。。。。
持ち方もわからずに、ギューッと力を入れて書けば、シャーペンの細くて堅い芯は、すぐ折れてしまうでしょう。
書きにくい事で、授業中、集中力が切れやすくなるとも考えられるんでしょうね。
その結果、シャーペン遊びタイムに突入する。。。笑
そう考えると、ちゃんと鉛筆を使って勉強しましょう!というのが、学校側のホンネでしょうね。
ある学者さんによると、鉛筆の持ち方は学力に関係するらしいです。
学力が急に落ちてしまった子供の鉛筆の持ち方を見てみると、とんでもない持ち方をしていたそです。
そこで、鉛筆の持ち方を正しく指導すると、みるみるうちに成績が向上したようです。
もちろん、『正しい筆記用具の持ち方を身に付ける』いう意味でも、シンプルな作りである鉛筆の方が、
向いていると言えるでしょう。
理由その5:大人の事情

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また、鉛筆についていろいろ調べてみると、『日本鉛筆工業協同組合年表』というものに、こんな記述があります。
新販路等需要開拓事業に鉛筆PR小冊子作成及び、
同小冊子とビデオテープの配布。
小学生向け鉛筆普及キャンペーン開催。
ビデオテープ『書こうよ夢を思いっきり進めえんぴつ号』が、文部省選定となった。
鉛筆よりもシャーペンが主流の今、世の中には、鉛筆を作って販売して生計を立てている人もいるんですね。
鉛筆の一大マーケット『小学校』市場は、どうしても守りたい!
そういう『大人の事情』も、小学校のシャーペン禁止に、絡んできているかもしれません。
できれば、コレが主な理由であってほしくないですね。笑。
まとめ

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いちがいには言えない小学校でのシャーペンが禁止されている理由。
小学校側としてシャーペンよりも鉛筆を勧める理由いろいろと、一緒に考えてきました。
小学校としては、預かった大切な児童の学力を守る事が前提になっているから、禁止するのは、仕方ない事かもしれませんね。
今回はシャーペンが、どちらかと言うと悪者になってしまいましたね。(汗)、、、
小学校に限らず、ここ数年、シャーペンやほかの文房具の登場で鉛筆が使われなくなっています。
こうやって考えてみると、鉛筆にも、十分に良い点があるんですね!!
私も久しぶりに、仕事で鉛筆を握ってみようかと思った次第です。
明日、買いに行こう。小学校に入学した気分に戻って。。。。
あなたはどうですか?笑。。。。。。
私が小学生のころは上級生になるまで皆えんぴつを使っていました。高校でマーク方式のテストの回答のときは、HBのえんぴつを使わなければいけないでしたね。
シャープペンは芯が折れそうなので、取り扱いに苦心します。芯を全部使い切ることが出来ないので、勿体ない面もありますね。中学生のときから使いはじめました。