人の恋は4年で終わります。
人間が恋する『ドーパミン』を放出し続けることができるのは、3年ほどとも言われています。
実際に、世界的に見ても統計がとられている研究データなのですが…
年中テレビで芸能ニュースを賑わす話題である『離婚』。
最近も、よくワイドショーなどで目にします。
- あの熟年おしどり夫婦が!?
- 人気女優が泥沼離婚!?
- 『やっぱりそうなると思ってたのよ』
と、ご意見番がバッサリ!
踏み入っちゃいけないプライベートゾーンが垣間見えるとなると、人は好奇心がむき出しになるもので、メディアに『離婚』の文字が躍るたびにお祭り騒ぎです。
そんな『離婚』ですが、近年『離婚率の上昇』が、日本で問題になっていると言われています。
その年齢別データというものも、ちゃんと統計で出されています。
(おそらく景気との関連付けや、生保業界の資料として使われるのでしょう)
その年齢別の離婚率のデータを見て、『景気が悪くなったから』『価値観の多様化が進んだから』というような、すでに出ている一般的な見解とはまた違った原因の考察をご紹介していきます。
【データ】年齢別離婚率
参考までに、厚生労働省において、平成20年までの日本の離婚率について、様々なデータ統計が掲載されています。
その厚生労働省のデータと各サイトを見て、私の見解としてまとめると、
『10代から30代前半の若い世代を中心に、離婚率は上昇してきており、結婚というものに対して、若い世代を中心に意識が希薄になっているように思えます。』
『経済回復の鈍化による金銭的な問題、できちゃった結婚の増加、価値観の多様化がこうした傾向を生むと言えるのではないでしょうか?』
という感じです。
私は、先に言っておきますが、これ以上小難しいハナシはしません。
それについては、厚生労働省のデータや分析好きな方の情報で十分見れますので、そちらをご参考にしてください。
ここからは、このデータをみて感じた超個人的な見解を書いていきたいと思います。
選択肢の情報源と集団心理
さて、若い世代を中心に、離婚率が高いことが上のデータで丸わかりになりました。
特に平成に入るくらいからの伸びが凄まじいです。
では何故?こんなことが起きるのだろうか?
と考えてみた結果、性格の不一致とか、国の経済が背景となる金銭的な問題とか、離婚理由はいろいろあるにせよ、大きな要素として、次の2つがあるんじゃないかなと思いました。
- 情報量の増加で選択肢に気付いてしまった事。
- 『みんなやってるから』の安心感。(集団的心理)
これについて、どういうことか詳しく解説します。
情報量の増加で選択肢に気付く?

当たり前の話なんですが、昔(親の世代とイメージしてもらえば結構です)に比べて、今は溢れんばかりの情報が飛び交っています。
そんな中、世代が若くなればなるほど、その情報をキャッチしたり拡散したりする能力が長けている傾向があります。
- スマホ
- パソコン
- タブレット
- テレビ
- 雑誌
- ラジオ
- 新聞
- 街頭ビジョン
- チラシ
など、起きているほとんどの時間を、情報にさらされている時代になりました。
そうなると、必然的に入って来る情報量が増えてきます。
特に有名人のゴシップネタは強力なインパクトがありますし、同時に拡散力もスゴイです。
『〇〇&△△がまさかの離婚!』
なんていうニュースは、たちまちどのメディア中でも扱われます。
- スマホのニュースでも『離婚』。
- テレビのワイドショーでも『離婚』。
- 週刊誌でも『離婚』。
- 新聞の芸能ニュース欄でも『離婚』。
こうやって、何回も『離婚』の話題に触れていたら、夫婦関係で悩んでいる当事者の中には、『離婚という選択肢もアリだな…』と、感化される人も出てくるのではないでしょうか?
昔から『離婚』という選択肢はありました。
しかし、今ほどその選択肢に触れる(ことによって気付く)ことは少なかったように思います。
欲しい情報がすぐ手に入る、超便利な世の中になりましたが、こういう『サブリミナル効果』も生むような気がします。
みんなやってるから?集団心理の安心感とは?

これに関してはタイトルそのまんまです。
わざわざ難しく言うと『集団的心理』ってやつです。
『赤信号、みんなで渡れば怖くない』なんて昔から、良く言われてると思います。
この言葉が象徴するように、みんながやっていることは自分も安心してできちゃうんです。
思い起こせば私が離婚したときがそうでした。
実の両親に離婚について相談した時です。
『今は4組に1組が離婚する時代だから大丈夫だ!』
という、今になって冷静に考えれば、何が大丈夫なのか全然不明な励ましをもらいました。
(両親も必死だったんだと思います)
しかし、その言葉を受けた瞬間に、なんだか肩の荷がスーッと降りて、楽になった感覚を覚えています。
『みんながやっている』というパワーは、直面してみると想像以上に強力です。
ダチョウ倶楽部の定番ネタ『俺もやります!! どうぞ、どうぞ』は、実際にあります。(笑)
そんな『集団的心理』を、若い世代の離婚率の上昇に当てはめて考えてみます。
情報量の増加で離婚の選択肢を持つ人が増える。
↓
実際に離婚する人が増える。
↓
SNSなどで一般人の離婚の情報が流れる。
↓
情報量の増加で離婚の選択肢を持つ人が増える。
↓
実際に離婚する人が増える。
↓
それを何かしらの情報源から、見て聞いた人がまた離婚を考える。
というような、いわば『離婚スパイラル』のようなものが起こってしまい、年齢別離婚率に影響しているんじゃないかと、私は思います。
自身でどう捉えるか?

以上、年齢別離婚率のデータを見て、私の個人的見解について、綴らせていただきました。
いつもであれば、記事の締めとしてまとめを書くところなのですが、今回はあえてまとめないでおこうと思います。
こんなデータがあって、こんな個人的見解を書いた人間がいますよってところで終わりにします。
それでもあえて言うならば、
情報には確かな『影響力』があるので、受け取る際には、いったん自分の好みの固さに噛み砕く必要がある。
とうい事です。
何を言いたいか 分かり辛いかもしれませんが、自身でどう捉えるか? 考えてみて下さい。
男女の仲は難しそうですね。小さいときから嫁と姑の間柄をみてきましたし、自分自身も異性との間に何か相容れない難しいものを感じます。
最初は燃え上がるような恋をして結婚をして子供も出来て幸せな家庭が築けるはずだった夫婦が、何か時間が経つと離婚に追い込まれる心境がやってきてしまうケースがあると思うと、結婚は難しいものだと思います。
離婚と聞くとイメージがあまり良くないですね。でも両方の意見が合意してそうなってしまったのなら、もう後に戻ることは考えられないので、前向きに人生を歩み続けていくしかありませんね。
仲良さそうな夫婦でも離婚をしてしまうケースは芸能界にもありますね。賀来千香子と宅麻伸 夫婦も離婚をしてしまいました。あんなにしっかりしていそうな2人でも破たんが来てしまうんですね。