近年私たちの住む日本でも定着している『ハロウィン』イベント。
このハロウィンの象徴的存在になっているのは「かぼちゃお化け」こと『ジャック・オー・ランタン』です。
お化けという位置付けだけれど、オレンジがより明るく照らされていて愛着が湧くぐらいの可愛らしい表情!
『ジャック・オー・ランタン』は丸っこい形が特徴的で、お化けと表現するよりはマスコット的な愛くるしさがあります。
しかし、このかぼちゃのお化けのジャック・オー・ランタン。
その起源、由来や意味がとてつもなく恐ろしいんです。。。
私もこの起源・由来や意味を知って、本当に知らずにいた方が良かったって何度も思いました。
さてさて、そんな私もこれだけ怖がるようなジャック・オー・ランタンの真実。
そこには一体どんな由来や意味が隠されているのか?
それらを詳しく、さらに分かりやすく紹介します。
お好きなところからどうぞ
【閲覧注意】ジャック・オー・ランタンの由来は○○の物語!意味はいったい…

ジャック・オー・ランタンには不思議なところがたくさんありますが、その中でもまず、疑問の1つとしてなぜカボチャの中が明るいの?というところについて紹介します。
こちらが、その由来となった隠された恐ろしい物語です。
アイルランド民話 『ペテン師ジャック』
昔むかしアイルランドに、”ジャック”という嘘つきで乱暴で、その上酒癖が悪い男がいたそうな。
ある年の10月31日のハロウィンの夜。(あの世とこの世の区別がなくなった時!)
行きつけの店で酒を飲んでいたジャックのところに悪魔がやってきて、魂を取ろうとしてきた。ジャックはもちろん魂がなくなるのは嫌なので、悪魔を騙そうと考えた。
ジャック:「俺の魂をやるから、最後にもう一杯だけ酒を飲ませてくれ。おごってくれよ」
悪魔:「最後の頼みだから聞いてやるか」
悪魔は酒代の6ペンス硬貨に姿を変える。
その瞬間、ジャックは硬貨を十字架の入った財布に素早く入れ、悪魔を封じ込めた。
財布から出ようともがく悪魔に、ジャックは取引を持ち掛ける。
ジャック:「これから10年間、絶対に俺の魂を取らないと約束するなら出してやろう」
悪魔はその要求を飲み、財布から出ることに成功する。
そして時は経ち、10年後のハロウィン。
ジャックがいつもの通り寄って夜道を歩いていると、あの悪魔がやってきた。
悪魔:「約束通り、魂をもらおう」
嘘つきで乱暴な性分はちっとも変っていなかったジャックは、またも悪魔を罠にはめる。
ジャック:「分かった。魂をやるよ。その代わり、最後にリンゴをひとかじりしたい。あの木に登って取ってくれないか?」
悪魔:「最後の望みならば聞いてやろう」
悪魔が道端のリンゴの木に登ると、ジャックはすかさずリンゴの木に十字架の形に切り込みを入れた。
十字架が怖くて木の上から降りられなくなった悪魔に、
ジャック:「今後は絶対に俺の魂を取りに来るな。この約束を守れるなら降ろしてやろう」
この取引を受け入れた悪魔は、木から降ろしてもらった。
人を騙してばかりいるジャックは、この夜の出来事をあっという間に忘れて、元の日常生活に戻る。
そして時が経ち・・・・ジャックは寿命を全うした。
しかし、生きているときのおこないが悪すぎて、天国に行けない。
仕方なく地獄に向かうと、ジャックが生前に取引をした悪魔がいた。
ジャック:「行くところがないんだ。地獄に入れてくれ」
悪魔:「お前の魂は地獄には入れられない。絶対に取らないという約束だからな」
ジャック:「天国にも地獄にも行けない。ならばどこに行けばいいんだ!」
悪魔:「元いた場所に戻りな」
行き場を失い、現世の暗い夜道をさまようことになったジャックの魂。
最後の情けで、悪魔から地獄の火の塊をひとかけら分けてもらったジャックは、道端に転がっていたカブをくりぬいてちょうちんを作り、居場所を求めてさまようようになったとさ・・・。
おしまい
いや~、何度聞いても恐ろしい。
しかも、日本のホラー映画のように話の終わり方がかなりどんよりしているんですよね。
悪魔は悪魔の姿形をしているけれど、結構素直で情けに弱い。
見た目は人間と同じジャックだけど、とてもずる賢くて、自分さえうまくいけば他の皆はどうなってもいいという素顔を持っていて・・・。
一体何が正しくて?どれが本当の悪魔なのか?
悪い行いは、やった本人はすぐ忘れるかもしれないけれど、あとから必ず返ってくる・・・。
ジャックのエピソードが少し錯乱しそうな物語ということでこれが由来となって生まれたのが、ハロウィンを象徴するキャラクター「ジャック・オー・ランタン」です。
ちなみに、カブからカボチャに変化した理由は、ハロウィンが伝わったアメリカでカボチャがよく採れたから。
日本のハロウィンではカボチャというより仮装イベントということが目立っていて本当のハロウィンではない!というような話をよく聞くのですが、本家本元だと思っていたカボチャも、本当のところはアレンジだったということです。
【起源】ジャック・オー・ランタンの「○○除け」という意味からくる由来が恐ろしいことに

ハロウィンのしきたりのようなものとしてカボチャを顔の形にくり抜いて、火をつけたロウソクを中に入れて家の外に飾るというのがあります。
ハロウィンでは定番の光景であるジャック・オー・ランタンの飾り付けには、どんな意味があるのでしょうか?
これはなんと「魔除け」なんですね。
家の明かりを消して、悪魔をジャック・オー・ランタンの明かりに惹きつけておけば平和に過ごせるよね!という意味で魔除けの意味になったのですね。
本来ハロウィンは、冬が他の国より早く来る国のアイルランドやスコットランドの行事だったのです。
10月31日と11月1日の間。季節が変わって寒さ厳しい冬がやってくる瞬間には、あの世とこの世がつながる・・・という言い伝えから「魔除け」の風潮が誕生しました。
まさか、ジャック・オー・ランタンの中にロウソクを入れてカボチャを明るく照らすことには、魔除けの意味があったとは・・・。
日本にでは、魔は除けられるかもしれないけれどたくさんの仮装して恐ろしくなった人たちは寄ってきますよね。
かわいい~!これなんの仮装?!なんて言いながらスマホを片手にパシャパシャッっと自撮り棒を使っちゃって…笑
ペテン師ジャックの物語から探る!ジャックオーランタンの真実とは

ハロウィンのシンボル的キャラクターである、かぼちゃお化けこと「ジャック・オー・ランタン」は、由来や意味を知ると実はとんでもなく恐ろしい!ということがお分かりいただけましたでしょうか。
『ペテン師ジャック』の物語からは、
- 居場所がどこにもないということの怖さ
- 悪行は自分に返ってくる
という、全ての人間がずっと恐怖で悩み続ける問題が汲み取れます。
明かりをともして飾ったジャック・オー・ランタンは、行き場のないジャックの姿を現したもの。
そしてそれは悪魔の目に留まり、「まだあいつ、ウロウロさまよっているぞ」と観察されているのでしょう。
そして、その陰に隠れて無事を安心する我々・・・。
恐ろしすぎる!
全ての意味をつなげて皆さんにゾッとしてもらったところで、本当のおしまいとさせていただきます。
カボチャはパンプキンケーキにするのが一番良い!笑
まとめ

いかがでしたか?
いつしか我が国日本でも毎年訪れるようになったこのハロウィン。
『トリック・オア・トリート!』
と子供や大人までお菓子や仮装を楽しむ日。
である一方!
その物語の正体は、私たちが想像しているよりもずっと恐い起源や意味、由来などがあったんですね。。。
この本当の意味をあなたの大切な人やお子様に伝えるべきかどうか・・・(笑)
いや、自分で調べるのを待つ方が良いのか。
あなたの身近な人にはぜひ共有してあげておいてくださいね。
楽しい一夜の話題として、あの人との距離もグッと近づきますよ♪
日本でもハロウィンは一大イベントとして取り上げられていますが、真の意味を知ってるかは疑問です。
何事もルーツを辿ることはおもしろいですね。ありがとうございました。
コメントありがとうございます!
そうですね!
勢いだけでイベントに盛り上がるのもいいですが、正しい知識をもって参加するのもまた違う楽しみがあるかもしれませんね。
ハロウインの時期はかぼちゃが美味しいですね。くりぬいて中にロウソクを立てているかぼちゃは、良くできた工作だと思います。
へぇ、そうなんですか ハロウインのジャック・オー・ランタンとはそういった物語だったんですね。面白い物語ですが本当だったらとても恐怖ですね。