- 『おデブとダイエット』
- 『DASH食と高血圧』
結局は、DASH食を続けることが高血圧の予防にもつながるしダイエットの効果も得られるといわれているようです。
生活習慣病の予防や肥満によるメタボの心配など全てが食生活にあります。
DASH食のもたらす効果には関してしまうほど興味をそそられますよ!
【ダイエット総選挙】誰がセンターに?

体重80キロ以上の総称『ODB12』こと『おデブ女子』の12名が、アイドルをめざして90日間のダイエットに挑戦しました。
最終軽量の上位成功組5人は『神ファイブ』として前列で踊れ、最も痩せたダイエッターがセンターで歌えるというTV番組企画です。
話題を集めたのは『おデブがアイドルに大変身!ダイエット総選挙2017』(1月11日放送、TBS/MBS系)という番組です。
なかには主食がお菓子でどら焼きに練乳掛けという女芸人も含まれていました。
12名はチームに分けられ、
- グルテンフリーダイエット
- 8時間ダイエット
- 餃子ダイエット
- MCTダイエット
の4つのダイエット法に各自が挑みました。
米国で『ダイエット法』ランキング発表

一方、怒涛の大統領選を終え、新大統領就任式(1月20日)を目前に控えた米国では、『U.S.News & World Report』が恒例の年間ダイエット法ランキングを掲載しました。
今年も『DASH食』が堂々の1位に選出され、7年連続の栄冠に輝きました。
7年連続首位のDASH食とは?
ランキング首位のDASH(食)とは、正式名称『Dietary Approaches to Stop Hypertension(高血圧予防のための食事法)』の略です。
アメリカで調査・研究され、高血圧の改善に高い効果があると認められています。
日本とアメリカでは、食文化の違いはありますが、高カロリー・高脂肪になりがちな食環境はにていて、日本人への有効性も指摘されています。
厚生労働省の調査によると、高血圧と推定される日本人は全 国で4,000万人以上いるそうです。
実に日本人の3人に1人は高血圧とされてい ます。
高血圧の人の割合は、歳をとるごとに増え、
- 30代で10人 に1人
- 40代で5人に1人
- 50代で3人に1人
- 60代以上では2人に 1人
は高血圧となっています。
第2位の『地中海食』や、近年支持を集めるその他多くの食事法と同じく、その中心を占めるのは、
- 全粒穀類
- 野菜
- くだもの
- 魚
- 鶏肉
- 脂肪のない肉、
- 低脂肪・無脂肪乳
などです。
第3位は、首位のDASH食と2位の地中海食の二大要素をいいトコ採りしたような『MIND食』で、これはアルツハイマー病を予防するのに効果的とされています。
第4位は、4種のダイエット法が同点で肩を並べ、
- 純菜食主義を意味する『フレキシタリアン』一日の脂肪摂取量を設定・制限します。
- 『TLC(TherapeuticLifestyle Changes)ダイエット』
- 体重監視の方法である『ウエイトウォッチャー』ダイエット
- 採食を基本とする『メイヨー・クリニック・ダイエット』
という結果でした。
いわば『神セブン』とも呼べるこの結果を前にして、『米国生活習慣医学会(ACML)』のDavid Katz氏はこんな総評を寄せています。
- 『全体的にどの食事法も似通っている点は否めないが、問題は各個人に合致する有効な食事法はどれか、それを見極めることだ。』
- 『実際に自分が続けられる方法(挫折や頓挫せずに)が、その人にとっての最善だといえる』
ダイエットは生涯続けられる方法を

先に紹介したダイエット総選挙に際しては、栄養士をはじめ食事コンサルタント陣の他、糖尿病や心臓、減量の専門医らが審査し、計38種類のダイエット法を9区分しながら厳正に採点を行ないました。
検討内容は
- 『続けやすさの点でどうか?』
- 『短期・長期的な減量効果の程は?』
- 『心疾患や糖尿病に対する効きようは?』
など、さまざまな領域に渡る検証で最終的なランキングが決められました。
前出のKatz氏によれば、DASH食が首位を獲得した理由のひとつとして
『米国立衛生研究所(NIH)』が開発・試験を行なっており、多くの国民になじみの深い食品が含まれている利点が、実行しやすさに結びついているのではないか』といいます。
7年連続のお墨付きをもらった当のNIHに異論があるはずもなく、こんな見解を寄せています。
『DASH食は決して一時的な減量法ではなく、長期的な生活習慣の改善を支える健康的な食事計画である』
この健康的な食事計画に加え、
さらに『運動も必要だ』とKatz氏は補足しています。
『食物は身体の燃料であり、生涯の健康にとって極めて重要なものだが、これに運動を組み合わせることも必要不可欠だ。』
『生活の一部として、定期的な運動が介入しないとすれば、最良の健康状態は望むべくもない』
米ニューヨーク大学(NYU)ランゴン医療センターのSamantha Heller氏も、
『一時的に体重を落とす不健康な減量法に無駄な時間やお金を投資せずに、自分が生涯続けられる食事習慣を作って身につけていくことが重要』だと指摘しています。
たとえば、野菜中心の食事を習慣化し、毎日食べるものを手軽なアプリや手帳に記録し、登録栄養士などに定期的なアドバイスを求めるなどの方法もお薦めだと、Heller氏は述べています。
さて、冒頭で紹介した『ODB12総選挙』の結果はいかに?
その結果は、お米禁止とオイルの相乗効果で脂肪を落とす『MCTダイエット』を90日間実践した、ぢおんさんがセンターの座を獲得しました。
最終計量で『21.8キロ減』に成功したが、急激なダイエットには『リバウンドの危険性を憂慮』する専門家も少なくないようです。
ま と め

高血圧に効果的だといわれているDASH食ですが、一時的なものでなく継続することと運動を介入すること。
これが最善の方法であるといっています。
ダイエットも一時的な効果よりも長く続ける努力が必要になります。
無理なダイエットは、リバウンドで台無しなどと、逆にメタボへの心配が出てくる。
DASH食と運動の組み合わせで、高血圧の予防とダイエット効果による健康維持。
正に一石二鳥の効果が期待されてくるようです。
『DASH食とダイエット』生涯続ける楽しみ方を見つけませんか。
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