海老蔵さんは、妻である小林麻央さんの乳がんについて、長く辛い年月を経て、重い口を開きました。
その内容は言うまでもないが、表情も重かった。
海老蔵さんは家族である妻・小林麻央さんが乳がんになり、何を思うのか。
報道によって公開されてしまった今回の件ですが、海老蔵さん小林麻央さん夫妻は、その身をもって我々に伝えてくれているものがある。
私たちは学ばせていただかなければならない。
癌を患った本人はもとより、その家族もその末路を意識し始める。
むしろ意識しなければならない。
がん患者の家族は『第二の患者』ともいえる程、ケアが必要なのです。
それだけ辛い経験を強いられるといっても過言ではありません。
今回は、そんな海老蔵さんの妻・小林麻央さんの乳がんから、がん患者の家族について『第二の患者』の意味をお伝えしたい。
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海老蔵が明かす。小林麻央の病状とは!?

出典:mamari.jp
『単刀直入に言って、乳がんです。1年8カ月ほど前に(人間ドッグの受診で)判りました』
会見では、公には伏せてきた妻・麻央さん(33)の病状をそう明かした市川海老蔵さん(38)。
医師からは『大変スピードの速いがん』と告げられた事実を語り、進行具合(ステージ)の記者質問には『全部聞いてはいるが、“深刻”という言葉でご理解いただければ』という言い回しで現状報告に代えました。
これはいったいどういう意味なのか。
そう、乳がんは発覚した時点で『深刻』であることが多い。
その病状や検査などについては後述しますが、乳がんの進行速度や難治性については今では有名ですよね。
【乳がん】なぜ公表したのか?
小林麻央さんの乳がんが発覚したは1年8か前であるのにも関わらず、なぜ今になって公表することになったのか・・・
海老蔵さんは麻央さんと相談の上で、今回の乳がんについては極秘を貫いてきました。
海老蔵さんが自ら説明会見を開いたのは、やはり、一部紙の特ダネ記事が直接の要因だ。
一方で海老蔵さんはこの日の情報解禁に『ある種、ホッとしている』と言いつつ、愛妻の病状に触れた日を『途方に暮れました。時が過ぎるのを忘れるような、そんな時をしばらく二人で過ごした想い出があります』と話ました。
【タブー】深刻の二文字が物語るものとは

出典:geinou.aventa-rises.com
今回、会見を開くにあたって『できる限り子どもたちの生活を日常化するためにお集まりいただいた』と先立って本音を口にして着席した海老蔵さん。
終盤では無休の日々をふり返り、『今年は休みを取って、(真央さんの)体調次第では家族でどこかに出かけたい』と希望を語り、マスコミ陣に静観を要請しました。
会見前は『進行性がん』という抽象的な表現と憶測の見立てが、早朝からTV番組内で飛び交っていましたね。
しかし、海老蔵さんから発信された
- 「乳がん」
- 「1年8カ月前」
- 「比較的深刻」
と説明されたこの内容だけでも、マスメディアは憶測の談義や記事を作り続けることは間違いないでしょう。
静かに見守ることが、がんに罹ってしまった方やそのご家族にしてあげられることなのではないでしょうか?
まだ幼い長女・麗禾ちゃん(4)と弟・勸玄くん(3)には当初、麻央さんの不在を『(ママは)虫に刺されてちょっと元気がないから、元気になるよう病院に行ってる』と説明していたという。
この会見で事実を知った子どもたちの、今後のケアが重要な課題ともいえるでしょう。
【第二の患者】患者だけが「患者」ではない

自らも小林麻央さんと同じように乳がんを患っている、NPO法人ぴあサポートわかば会の理事長は
「身内にがん患者をかかえるご家族は“第二の患者”。医療関係者には、そう捉えて接する態度が問われます。とりわけ海老蔵さんのような有名人、芸能人の方々の場合は社会的にも注目されてストレスが人一倍でしょう。患者本人ばかりか患者の家族をサポートする役が不可欠ではないでしょうか」
そう指摘しています。
この言葉の意味としては、海老蔵さんの場合、父である十二代目市川團十郎さんが白血病を患った経験をしていることも強く関連付けられるのではないでしょうか?
『血液の癌』ともいわれる白血病。
海老蔵さんは、その闘病生活に触れてきた分、患者自身のつらさや病気への理解、そんな思いやりの気持ちは強いはず。
一方で、最愛の身内をがんで亡くしたという記憶がふと蘇るというネガティブな側面も否めません。
そういった意味では、必ず家族のサポート役の存在が重要なんです。
癌への教育と認識

単刀直入に言いますと、我が国日本は『がんに関する学校教育は遅れている』と言われています。
会見中盤で海老蔵さんは、先日長期静養が公表された義姉・小林麻耶さんへの気遣いも口にした。
生番組中に中座して入院騒動となった麻耶さんにも、さまざまな憶測報道が飛び交っていましたね。
海老蔵さんは、妹の容体を気遣う麻耶さんを、人一倍生真面目な性格で『疲れが出たのでしょう』と入院事情を案じていました。
文字どおり“第二の患者”が倒れたといえます。
人生の『先』が見えたとき、患者本人だけでなく、その家族も患者化し何かしらの『ストレス』という『侵襲』を食らうのです。
これも立派な疾患なのです。
そしてなにより、本人や海老蔵さん以外にも家族といえば『子供』。
お子様たちの“心のケア”も重要です。
日本は先進国のなかでも、まだまだ癌に関する学校教育は遅れています。
がん患者の身内がいる人にどう接していくべきか、どう見守ればいいのか、そんな配慮を学んだことのある人は少数でしょう。
海老蔵さん一家を突然見舞った病魔劇は、有名無名を問わず、いつどこの家族が襲われても不思議ではありません。
私たちは、『第二の患者』の存在を理解し、真のサポートを考えるべきではないだろうか。
まとめ

もし、あなたの身近にがんを羅っている方がいるのであれば、本人はもとよりその『家族』もサポートを求めています。
それは決してご家族本人から発信されるものではありません。
がん患者並びにそのご家族は、必ず助けを求めています。
そっと手を差し伸べてあげてください。
今、あなたにできること、想べきことは何でしょうか。
今一度、こういった知識を含め確認しておきたいものです。
自分ががんと聞けばだれでもショックだと思います。本人もそうですが家族も大変な心構えがいるのですね。良くなって欲しいです。
自分がガンだと宣告されればとてもショックだと思います。家族にも心構えがいるんですね。可愛そうです。
とても仲良さそうな家族写真を拝見ました。まだ小さいお子さんを残して入院生活が続くと、家族も寂しいでしょうね。