赤ちゃんはとても繊細で、神秘的な部分が多い。
それは赤ちゃんの『眼』においても例外ではない。
あなたの赤ちゃんの眼に異常はないだろうか?
あなたの赤ちゃんの『眼』を守る秘訣は、何よりもまず専門家による定期的な検査です。
赤ちゃんに見つかった異常が、感染性・先天性・遺伝性であった場合、眼疾患の中には、誕生時に発病しているものや、生後間もなく発病するものがあります。
それでも、早期に発見すれば、影響を大幅に抑えられる可能性があります。
今回はそんな『赤ちゃんの眼』について、一か月検診で行う眼科検診をメインに、その内容や病気について詳しくお届けしていきたいと思います。
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赤ちゃんの一ヶ月健診って?

一ヶ月健診では、生後一ヶ月の赤ちゃんに対してその成長や健康状態が検査されます。
また、それと同時に産後の母親がちゃんと回復してきているかどうかの確認も行われます。
『健診』は健康診断の略で、よく間違われる『検診』とは内容が異なります。
『検診』は主に各種『がん検診』に対して使われる言葉で、特定の病気を発見しすぐ治療にあたることを目的にしています。
一方『健診(健康診断)』は特定の病気を発見するものではなく、『健康を害する要素はないか』という点を調べる検査です。
赤ちゃんの1か月検診で行われる主な4つの検査
一ヶ月健診では、
- 身体測定
- 原子反射の確認
- 問診
など様々な検査方法がとられます。
その中には「眼」に関する検査も含まれており、次の見出しでは赤ちゃんの眼科検診に焦点を当てて検査項目についていくつか解説していきます。
追視

追視とは、動くものを眼で追う能力です。
生まれたばかりの赤ちゃんにも追視の能力は備わっています。
しかし、視力自体が非常に低い(0.01程度)こと、加えて眼を動かす神経が未発達であることもあり上手く追視をすることが出来ません。
生後1~2ヶ月頃になると多くの赤ちゃんはものを眼で追えるようになってきます。
したがって、眼の発育の指標として『追視ができるようになってきたかどうか』が検査項目として組み込まれています。
瞳孔の光に対する反応

小さな光(ペンライトなど)を赤ちゃんの眼の前で動かし、それに対して瞳孔がどう反応するか観察します。
光に反応して瞳孔が素早く収縮すれば、赤ちゃんの瞳孔の機能は健全だということになります。
この検査でよく用いられるのはペンライトと検査する人の目視ですが、最近では瞳孔の動きを数値化できる医療機器も発売されています。
これによって、検査する人の経験値に頼らず検査することが出来るようになり、誤診の可能性も減るとのことです。
目やにの状態

赤ちゃんは体の構造上、目やにが出やすい時期があります。
特に寝起きについている目やには普通のことなのであまり心配することはありません。
しかし結膜炎や新生児涙嚢炎(るいのうえん)などの病気に由来する目やにだった場合(緑や黄色がかっていることが多いです)、点眼薬などによる治療が必要になります。
大人が眼の周辺を触れるその手の雑菌によって病気になっている場合もありますから、手洗いの徹底やタオルを共有しないなどの衛生管理が必要です。
斜視

斜視とは、(普通は片方の)視線が見ている物の方を向いていない状態のことです。
斜視の検査では、視力、眼位(眼が正しい位置にあるか)、眼球運動(眼が正しく動いているか)などを調べます。
治療せず放置した場合、視力の低下やより深刻な視力障害を引き起こすことがあります。
また、斜視のほとんどは眼鏡や点眼薬、手術を必要とするため早期に発見してきちんと対処することが必要です。
赤ちゃんの検診に不安を感じる方は多い・・・

赤ちゃんの体は大人と異なる部分が多くあります。
部屋が少し暑いだけで体温が38℃くらいになったり、鼻が詰まったようにフガフガいっていたり、飲んだ母乳を吐き出してしまったり、というようにです。
日常的に赤ちゃんを心配してしまう親御さんも多いでしょう。
それとは逆に、病院での定期検診に不安を感じてしまう親御さんもいます。
どんな検査をされるのか、自分の赤ちゃんが病気だったらどうしよう、といったようになんとなく気乗りしないこともまた自然なことです。
しかし、本当に赤ちゃんが病気だった場合、親御さんの力では普通どうすることもできません。
また、成長速度の速い時期ですから、この段階での異状を残してしまうとお子さんが生涯そのハンデを背負っていくことになります。
初めての健診には不安が伴いますが、赤ちゃんのことを考えれば、メリットの方が多いくらいでしょう。
まとめ

ここでは眼に関する検査項目を4つ解説しました。
大人では検査されないような項目もあり、赤ちゃんというのはそれだけデリケートな存在なんだな、ということを感じさせられます。
赤ちゃんがもつ異状には、体の未発達が原因で成長とともに治ってしまうものが多いのは確かです。
しかし、『眼』は体の中でも特にデリケートな部位ですから、『何かおかしいな』と思ったらできるだけ早めにかかりつけのお医者さんに診てもらうことを徹底しましょう。
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赤ちゃんにとって眼の検査は大人以上に大切なことが分かりました。
異変を見つけたらすぐ病院に連れていくのが最善策ですね。
ママ友にも伝えときます♪
コメントありがとうございます!
赤ちゃんの場合は本当に将来にかかわることが多いですよね。
子を持つ親としてはこういったことを知っておくことで、早めの対応ができるのではないでしょうか。
どんどん共有していってください♪あなたの周囲が皆笑顔であることを願っております!
赤ちゃんは痛いや痒いを話すことが出来ないので、検診は重要ですよね。私は大人になってから眼科でドライアイと診断されました。